※この記事は４月２１日に作成しました。
都立高校は１９６８年に全国首位から陥落し、１９７４年に全国公立高校首位からも陥落しました。それ以後、全国首位にも全国公立高校首位にも復活していませんが、都立高校間でも激しい首位争いが行われていました。それを整理します。括弧内は東大合格者数です。
| 年度 | +0 | +1 | +2 | +3 | +4 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1950 | 日比谷(84) | 日比谷(86) | 日比谷(82) | 日比谷(98) | 日比谷(105) |
| 1955 | 日比谷(108) | 日比谷(99) | 日比谷(107) | 日比谷(126) | 日比谷(169) |
| 1960 | 日比谷(141) | 日比谷(171) | 日比谷(186) | 日比谷(168) | 日比谷(193) |
| 1965 | 日比谷(181) | 日比谷(128) | 日比谷(134) | 日比谷(132) | - |
| 1970 | 西(100) | 西(81) | 戸山(81) | 西(81) | 西(57) |
| 1975 | 戸山(46) | 戸山(56) | 西(52) | 西(57) | 戸山(55) |
| 1980 | 西(37) | 西(46) | 戸山(43) | 都国立(35) | 都国立(38) |
| 1985 | 戸山(32) | 西(36) | 西(35) | 戸山(31) | 戸山(31) |
| 1990 | 戸山(35) | 戸山(29) | 戸山(21) | 西(31) | 西(18) |
| 1995 | 西(21) | 戸山,西(12) | 戸山(16) | 戸山(16) | 八王子東(13) |
| 2000 | 都国立(13) | 八王子東(15) | 西(17) | 西(25) | 西(11) |
| 2005 | 西(18) | 西(19) | 日比谷(28) | 西(28) | 日比谷(16) |
| 2010 | 日比谷(37) | 西,日比谷(29) | 日比谷(30) | 西(34) |
- 首位獲得回数、日比谷２４回、西２２回、戸山１４回、都国立３回、八王子東２回
日比谷は全国首位から１９６８年に陥落し、１９７０年には都立首位からも陥落しました。その後、３９年間に渡る長いブランクがありましたが、２００７年に都立首位に復活後は、７年間で５回の首位を獲得しています。１９７０年から、２００６年の間は西と戸山が首位を分け合っています。西が１９回、戸山が１４回です。
都立国立と八王子東は、都立高校改革の狭間で登場します。１９８３年から１９８４年は学校群の終焉、１９９９年から２００１年は現在の都立高校改革の直前です。狭間に登場するというより、多摩地区の高校が都立一番手になるような状況になって初めて都政が重い腰を上げるというのが正しい見方でしょう。
