都立復活の布陣 - 特推校への道

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 進学指導特別推進校は、基本的に進学指導重点校と同じです。重点校が当時の進学実績で指定されたのとは違い、こちらは、伝統や地域バランスを考慮した形になっています。また、重点校にも併設校にも中教校にも指定されなかった、最後の東大三桁合格校として、新宿高校が入っているのが特徴です。2007年に、小山台、駒場、新宿、国分寺、町田の5校が指定されました、2013年に国際高校が指定されて6校になりました。

  • 東大合格者数(累計,最大,在籍者数,合格者数),東早慶率,2013現在
校名 学区 累計 最大 在籍 合格 早慶
A 小山台 1 836 52 1 1 2.10%
B 駒場 2 131 11 1 0 3.60%
C 国際 2 17 3 2 0 3.28%
D 新宿 2 1623 100 3 2 5.24%
E 国分寺 9 69 7 2 1 3.83%
F 町田 7 35 6 0 0 1.06%


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 新宿高校は、都立最後の東大三桁合格校です。学校群以後は最も落ち込みが激しく、しばらくは東大合格者すら出せない状況が続きました。駒場は前身が女子校です。新宿と第21群を組みましたが、新宿と同じく低迷しました。小山台は都立全盛時代から上位校でした。学校群時代もなんとか存在感は保っていました。国分寺や町田は、過去において著名な進学実績は残していませんが、これらは地域バランスを考えて今後の飛躍が期待できる学校です。

 他に2010年に進学指導推進校として、次の13校が指定されました。

  • 三田、豊多摩、竹早、北園、墨田川、城東、小松川、武蔵野北、小金井北、江北、江戸川、日野台、調布北

 ここでは、進学指導特別推進校を「特推校」、進学指導推進校を「推進校」と呼んで区別することにします。