都立一貫校 VS 都立重点校 2013

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 まだ、東大後期日程の集計結果も残っていますが、東大前期、早大、慶大の合格者数が判明してきたので、ここで、都立一貫校と都立重点校の東大早慶合格率を紹介します。
 まず、募集形態を紹介します。

  • 都立重点校: 高校募集のみ
  • 都立一貫校: 中学募集と高校募集
  • 都立中教校: 中学募集のみ(説明の都合で都立一貫校に含める場合あり)
種別 校名 卒数 東大 早大 慶大 早慶
重点校 日比谷 315 26 163 144 32.1%
重点校 西 326 32 185 77 27.1%
重点校 都立国立 322 22 144 55 18.4%
中教校 小石川 158 5 55 33 15.9%
重点校 戸山 321 10 103 43 12.9%
中教校 桜修館 154 5 43 17 11.5%
重点校 八王子東 323 8 75 34 9.9%
重点校 青山 (280) 1 86 34 9.5%
一貫校 両国 196 5 46 14 8.8%
重点校 立川 310 4 56 27 7.2%
一貫校 白鴎 230 5 28 8 5.4%
  • 青山高校の卒数は概数

 重点校では、日比谷は、東大の合格者数では西の後塵を拝したものの、慶大への圧倒的な合格数からトップにいます。立地的に西と都立国立は、学区が撤廃されていても、近隣の優秀層を集めやすい位置にあり、2番手3番手に着けています。戸山が伝統力で徐々に上位に食い込み。八王子東も、立地的に周辺人口が少ないという短所もあれば、周辺に競合がないという長所もあり、現在が底でこれ以上落ち込むことはないでしょう。青山、立川がそれに次ぎますが、青山は早慶の合格数では存在感がありますし、立川も4名以上合格は1995年以来、実に18年ぶりです。
 次に、今年は一貫校4校がそろって5名の東大合格者数を出しました。ただ、それは優秀な生徒が5名いたというだけで、学校の総合力では東大早慶合格率で判定するほうがいいでしょう。小石川は伝統があるので、重点校上位3校、日比谷、西、都立国立の次の位置に着けています。桜修館は名前と立地がいいのか、一貫校の中では、小石川に次ぎます。両国、白鴎は、中学募集と高校募集を併用している学校でしばらくは推移を見守るしかないでしょう。