旧帝大の都道府県別合格者数推移 - 2019年総合

※この記事の作成日は3月1日です。

 既に前年の資料になりましたが、この時期は新規のデータ入力が多く記事が間に合わないので、掲載します。

 今回は、旧帝大すべてについて、2019年の1位から10位までの順位を都道府県別に一覧表にまとめました。人口の多い地区が有利になるのは仕方ないのですが、それぞれの地区が目指す旧帝大の違いが明確になってきます。
 例えば、同じ首都圏でも、埼玉県は北東よりの旧帝大指向があるのに対して、神奈川県は、南西よりの旧帝大指向があります。関西圏では地元集中型の大阪府と全国指向がある兵庫県が対照的です。また、京都府が京大指向で奈良県が阪大指向です。中国圏では、阪大指向の岡山県と九大指向の山口県が対比できます。

九大 阪大 京大 名大 東大 東北 北大
北海 1
青森
岩手
宮城 1
秋田 10
山形
福島 9
九大 阪大 京大 名大 東大 東北 北大
茨城 10 4 10
栃木
群馬 7
埼玉 6 3 5
千葉 5 5 8
東京 7 5 6 1 2 2
神奈 8 2 8 4
九大 阪大 京大 名大 東大 東北 北大
新潟 6
富山
石川 9
福井 8
山梨
長野 5
岐阜 2
静岡 10 3 7
愛知 5 4 1 4 3
三重 4
九大 阪大 京大 名大 東大 東北 北大
滋賀 8
京都 4 3
大阪 1 1 7 6
兵庫 2 2 9 3
奈良 3 6 8
和歌
九大 阪大 京大 名大 東大 東北 北大
鳥取
島根
岡山 10 9
広島 3 6 8 9
山口 8
徳島
香川
愛媛
高知
九大 阪大 京大 名大 東大 東北 北大
福岡 1 10 7 7
佐賀 7
長崎 4
熊本 2
大分 6
宮崎 9
鹿児 5
沖縄

東大合格発表2020 - 20人を超えた浜松北

※この記事の作成日は3月14日です。

 公立高校では浜松北高校が過去最高記録で20人を超えました。学区が県内にとどまり、しかも県によっては細分化されている公立高校で東大20人を達成するのはそれほど簡単なことではありません。しかも、平成になってから、東大合格者数の上位を都会の私立が独占することにより、さらに20人の達成は難しくなりました。
 平成元年以後、首都圏外で20人以上の合格者を達成した公立高校を紹介します。茨城県はこのブログでは首都圏に含めていますが、参考までに掲載します。

校名 初達成 人数 最高 人数 最終 登場
22 公・高岡 1989年 34人 1989年 34人 2006年 10回
29 公・札幌南 1989年 24人 1989年 24人 2009年 2回
34 (公・土浦第一) 1989年 21人 1997年 43人 2020年 29回
35 公・千種 1989年 21人 1990年 27人 1991年 3回
36 公・岡崎 1989年 21人 2009年 42人 2019年 30回
40 公・旭丘 1990年 24人 2017年 37人 2020年 28回
43 (公・水戸第一) 1991年 20人 2000年 23人 2000年 6回
46 公・岐阜 1992年 25人 1994年 30人 2016年 10回
47 公・宇都宮 1992年 23人 2008年 29人 2014年 13回
48 公・熊本 1992年 22人 1996年 29人 2004年 11回
校名 初達成 人数 最高 人数 最終 登場
53 鹿 公・鶴丸 1994年 26人 1999年 29人 2011年 11回
54 公・時習館 1994年 21人 1997年 25人 2008年 3回
55 公・高松 1994年 20人 1997年 25人 1999年 4回
56 公・甲府 1995年 21人 1995年 21人 1995年 1回
57 公・一宮 1996年 23人 2006年 28人 2009年 9回
59 公・高崎 1997年 20人 1997年 20人 1997年 1回
66 公・岡山朝日 2003年 20人 2014年 23人 2020年 5回
68 公・金沢泉丘 2006年 20人 2018年 21人 2018年 2回
71 公・大分上野丘 2009年 22人 2009年 22人 2009年 1回
72 公・刈谷 2009年 20人 2009年 20人 2009年 1回
校名 初達成 人数 最高 人数 最終 登場
77 公・新潟 2014年 20人 2014年 20人 2014年 1回
78 公・修猷館 2015年 21人 2015年 21人 2015年 1回
80 公・浜松北 2020年 20人 2020年 20人 2020年 1回

 今年は、三大都市圏外では浜松北岡山朝日が20人を超えています。どちらとも完全高校募集校です。近隣に公立中高一貫校があるにも関わらず、実績をますます伸ばしています。

東大合格発表2020 - 都道府県別東大合格者数 - 暫定3

※この記事の作成日は3月21日です。

 3月18日に筑波駒場の学校HPで2020年の大学合格実績が公開されて、これで主要校が判明して、週刊誌、インターエデュ、学校HPをあわせると、2020年の東大合格者数3083人に対して、判明数が3019人、判明率が97.9%になり、確定値に近づいてきました。

都道府県 公立 私立 国立 合計 (前年)
1 東京都 153 747 164 1064 (1121)
2 神奈川県 74 205 279 (318)
3 兵庫県 23 143 3 169 (166)
4 千葉県 47 102 149 (147)
5 愛知県 82 52 134 (152)
6 埼玉県 65 43 108 (114)
7 奈良県 6 94 100 (72)
8 福岡県 38 36 74 (75)
9 茨城県 47 9 56 (58)
9 大阪府 23 28 5 56 (53)
9 鹿児島県 15 41 56 (43)
12 北海道 29 25 54 (42)
13 広島県 12 20 16 48 (63)
14 富山県 44 1 45 (35)
15 岡山県 37 6 43 (45)
16 静岡県 39 1 40 (46)
16 京都府 13 25 2 40 (43)
全国 1120 1682 217 3019 (3062)
(前年) (1065) (1751) (246) (3062)

 東京都と神奈川県はそれぞれ不動の1位、2位ですが、全国の未判明数が64人になったことを考えると、前年超えは難しいでしょう。同じく私立の合格者数も前年の1751人から1682人に減少して、こちらは前年超えはなくなりました。3位の兵庫県は安定しています。ここ数年、4位争いをしていた千葉県と愛知県は今年の様子から、今後は千葉県が4位を維持するような気がします。ここしばらく不動の6位であった埼玉県の奈良県が肉薄してきました。
 今年は、首都圏の比率が減っています。早慶合格数の減少による早慶の難化がそろそろ東大志望状況に影響してきたのではないかという仮説を持ちました。以前は東大チャレンジ層は東大不合格でも早慶に合格できていたのが、最近は、早慶に合格できる状況でなくなりました。となると、東大不合格、MARCH進学という状況が増えてきます。であれば、東大チャレンジから一工に志望替えをする受験生も増えます。では、なぜこれが首都圏限定なのかというと、もともと地方は東大志望者に占める東大チャレンジ層の割合が低いからです。地方では東大にチャンレンジして不合格で首都圏の私立に進学して、学費と住居費を払うより、地元旧帝大に志望替えするのが普通です。相対的に首都圏の東大志望者が減ってきた思われます。
 近日、早慶合格発表2020の特集を始めるので、この仮説の検証も行ってみたいと思います。

東京大学合格者数高校別ランキング2020

※この記事の作成日は3月20日です。

 例年どおり、2020年度の東京大学合格者数高校別ランキングの更新を始めます。なお、校名は6月に『大学入試全記録』が発売されるまではイニシャル表記にします。

  • ○印が私立男子校、●印が私立女子校、◎印が私立共学校、△印が国立、無印が公立です。
神奈川 東京南部 東京北部 茨城・埼玉・千葉
01-02 △TBKB(93) ○KS(185)
03-05 ○AB(63) ●OI(85) 千:◎SYMH(74)
05-08 ○SK(62) ○KBTH(63) ○KJ(59)
09-10 ○EK(57) HBY(40)
11-14 ○AN(39) ◎SBSB(35) △TBDF(36) 埼:UW(33)
14-16 ●JSGI(33) ●TSO(29)
17-19 YHSR(26) △KGDF(28) ○WSD(27) 茨:TUDI(26)
21-23 SN(22) N(20) ○MS(21) 千:CB(20)
25-26 TRKT(16) 埼:◎SH(17)
27-27 千:FB(15)
28-29 ○S(13) 千:◎IK(14)
29-31 TY(12) 埼:OM(13)
31-34 ○SRJO(10) ○KGS(11) ○SG(12) 茨:NK(10)
34-34 ○STYGE(10) KIK(10) 埼:◎KC(10)
34-34 ●FB(10)
  • 南部と北部の境界はJR中央線とJR総武線*1
中四国・九州 関西 東海 北陸甲信 北部日本
兵:○N(79)
鹿:○RSAR(41) 奈:◎NYT(53)
奈:○TDJ(36)
福:◎KDFS(31) 兵:○KYGI(33) 愛:AO(30)
岡:OYAH(21) 愛:○TK(26) 富:TYCB(24)
媛:◎AK(20) 静:HMK(20)
熊:KM(18) 愛:OZ(19) 北:SPM(18)
京:◎RN(16) 富:TK(15) 北:○HR(17)
福:SYK(15) 兵:◎HR(15) 岐:GF(14) 石:KZIO(15)
鹿:TM(12) 愛:○KY(14) 城:SDDN(12)
阪:KN(11) 三:YKI(11) 秋:AT(12)
広;△HDFY(10) 愛:IM(10) 新:NG(10) 栃:UTM(11)
宮:MZN(10) 三:◎TD(10) 石:KZDF(10) 形:YGH(10)
井:FS(10)


2019/03/20(03/18発売、週刊朝日、インターエデュ、学校HP): 判明率 97.9%

  • 初版

東大合格発表2020 - 30人を超えた渋谷教育学園渋谷

※この記事の作成日は3月14日です。

 好調校の紹介です。渋谷教育学園渋谷(以下渋渋)が過去最高記録の35人を達成しました。しかし、30人超えは既に2015年に達成していて、その後2017年から2019年まで20人前後に低迷していて、ようやく2015年水準に復活したと表現するほうが正しいでしょう。
 次に渋渋の一期生から東大合格者数の推移を紹介します。中高一貫校なので、7年周期の表で紹介します。

+0 +1 +2 +3 +4 +5 +6
2002年 1 1 2 4 9 23 14
2009年 9 10 15 16 12 14 33
2016年 30 25 25 19 35

 渋渋の場合、渋渋本体が多少停滞していても、姉妹校の渋幕が躍進すると翌年の募集に影響が及びます。7年周期の1周目で、23人を記録しています。2周目の最後に33人を記録しています。これは、2007年の大躍進も多少影響しているでしょう。既に3周目なので安定成長の時期なのでしょうが、都立一貫校が成長するなかで、共学校として埋没せず、独自の地位を築いたといっていいでしょう。

東大合格発表2020 - 50人を超えた西大和学園

※この記事の作成日は3月14日です。

 今年の好調校代表は西大和学園です。西大和学園は1986年に開校しました。1990年に初の東大合格者を出し、1996年に初めて東大二桁を達成しています。2000年に20人の合格者を出していますが、30人以上の合格者を出したのは2016年で、4年前のことです。

  • 1986年: 高校開校
  • 1988年: 中学開校
  • 1990年: 初の東大合格者
  • 1996年: 東大合格者10人以上
  • 2000年: 東大合格者20人以上
  • 2016年: 東大合格者30人以上
  • 2019年: 東大合格者40人以上
  • 2020年: 東大合格者50人以上

 首都圏外から東大合格者数50人以上出すのは簡単なことではなく、今までに50人以上の合格者を出した高校を紹介します。わずか10校に過ぎません。

校名 初達成 人数 最高 人数 最終 登場
11 私・灘 1964年 56人 1970年 151人 2020年 56回
15 公・旭丘 1966年 66人 1967年 71人 1972年 6回
17 鹿 私・ラ・サール 1970年 59人 1985年 117人 2009年 37回
20 私・愛光 1980年 52人 1994年 54人 1994年 3回
23 私・甲陽学院 1987年 57人 1987年 57人 1988年 2回
24 私・洛星 1987年 56人 1988年 66人 1988年 2回
26 私・久留米大付設 1987年 51人 1988年 54人 2019年 4回
27 私・東大寺学園 1988年 63人 1988年 63人 1992年 3回
33 私・洛南 1994年 53人 1997年 68人 2000年 7回
35 私・西大和学園 2020年 53人 2020年 53人 2020年 1回

 順位は、50人以上を達成した順番です。首都圏の高校も含めています。1980年までに達成したのは、私立では灘、ラ・サール、愛光の3校、公立では旭丘の1校です。1987年と1988年は東大京大併願可能な年です。ここで、甲陽、洛星、久留米大附設、東大寺学園が達成しました。しかもこの4校とも最高年は1987年か1988年のいずれかです。久留米大附設は昨年の2019年にも50人超えを達成しましたが、最高記録とはなりませんでした。1994年に洛南が50人超えを達成し、そして、今年の2020年に西大和が達成しました。

東大合格発表2020 - 都道府県別東大合格者数 - 暫定2

※この記事の作成日は3月14日です。

 3月14日の時点で、インターエデュと週刊誌で判明した最新情報を反映させています。調査対象校の数は週刊誌(大学通信社)のほうが多いのですが、対象校の最新情報はインターエデュのほうがネット媒体なので頻繁に更新されます。判明数はサンデー毎日と比べて70人増えました。

都道府県 公立 私立 国立 合計 前年
1 東京都 151 705 71 927 1121
2 神奈川県 73 200 273 318
3 兵庫県 23 142 3 168 166
4 千葉県 46 102 148 147
5 愛知県 80 50 130 152
6 埼玉県 65 43 108 114
7 奈良県 6 94 100 72
8 福岡県 38 35 73 75
9 鹿児島県 15 41 56 43
10 茨城県 46 9 55 58
10 大阪府 23 28 4 55 53
12 北海道 29 25 54 42
13 広島県 12 20 16 48 63
14 富山県 44 1 45 35
15 岡山県 36 6 42 45
16 静岡県 39 1 40 46
全国 1092 1627 105 2824 3062

 都道府県の順位は変動がないので、今回は公立についてコメントします。2019年の最終判明値では、公立が1065人、私立が1751人です。現時点で既に公立は1092人なので、前年を上回っています。ただ、この中には公立一貫校の数値も含まれるので、中学受験が沈静化したという意味ではありません。公立一貫校が東大合格者数に影響を及ぼし始めたのは、ここ5年ぐらいなので、まだそれを想定した集計が進んでいません。
 東京都公立からの東大合格者数は2016年に175人を記録してから158人→172人→171人と推移していましたが、今年は151人にとどまっています。未判明分が追加されても、160人には到達するのは難しいでしょう。
 公立高校だけの合格者数だと、東京都、愛知県、神奈川県、埼玉県、茨城県、千葉県、富山県の順になっています。