※この記事の投稿日は2月7日です。
大学 | 総合格数 | 東大比 | 調整比 | 調整比の逆数 |
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東大 | 3108 | 1.000 | 1 | 1.000 |
早大 | 17370 | 5.589 | 6 | 0.167 |
慶大 | 8558 | 2.754 | 3 | 0.333 |
さて、前回紹介した東大早慶合格率ですが、全国規模で比較すると問題があります。東大早慶合格率は3つの大学を併願したときの評価値になります。首都圏では東大早慶の併願が一般的ですが、全国的にみると、国立大学単願が主流です。もちろん、地方でも国立大学と私立大学を併願受験しますが、それは浪人を避けるという目的が強く、非常時の保険という意味合いが強くなります。どちらに進学しても満足という組合せはなかなかありません。
上記のように地方の価値観に指標を合わせる場合は、東大早慶の合計では数値が過大評価になるので、平均を計算する必要があります。大半の進学校は平均することで十分です。ところが、東大合格数が極めて多い一部の学校は、東大合格数の6倍も早大に合格したり、3倍も慶大に合格したりすることはないので、平均値が東大合格数より小さくなるときは、東大合格数を採用します。
校名 | 卒 | 東 | 早 | 慶 | 式1 | 最大 | 式2 | 率 | |
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東 | 西 | 327 | 22 | 186 | 92 | (22+186/6+92/3)/3=27.9 | 27.9(∵22<27.9) | 27.9/327=0.085 | 8.5% |
東 | 日比谷 | 315 | 37 | 150 | 122 | (37+150/6+122/3)/3=34.2 | 37(∵37>34.2) | 37/315=0.117 | 11.7% |
西は東大早慶にそれぞれの調整比で割り、平均したもののほうが大きく、日比谷は東大単独のほうが数が大きくなっています。