※この記事の投稿日は2月7日です。
さて、そろそろ2016年の大学合格発表シーズンが始まりました。このブログは指標作りにはかなり慎重で、ブログ開設以来、新規の指標は追加しましたが、既存の指標を変更することはほとんどありません。連載名は『指標定義2016』としていますが、2016年で何か新しく定義するというわけではなく、今までの指標を改めて紹介するという連載です。
まず、このブログで使用する指標と対象大学の関係を紹介します。
- [TH] は東北大、[医]は旧帝大医学科
対象 | 指標名 | 別名 | 東 | 早 | 慶 | 京 | 阪 | 名 | TH | 九 | 北 | 医 |
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首都圏 | 東大早慶合格率 | ○ | ○ | ○ | ||||||||
首都圏 | 東大早慶調整率 | ○ | ○ | ○ | ||||||||
全国 | 七帝早慶調整率 | 七帝大相当率 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
全国 | 七帝早慶医調整率 | 東大相当率 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
対象大学を旧帝大と早慶にしているのは、総合大学で募集定員も多く、どの地方でも進学校の優秀層が現実的に目指せる大学の最小集合とみなせるからです。これ以上減らすとどうしても空白地域ができてしまいます。北大がないと北海道地方が空白地域になりますし、九大がないと九州地方が空白地域になります。また、東大は難易度が極めて高く、関東地方の優秀層からみても、現実的に目指せる大学ではありません。野心的に目指す大学になります。となると、東大の併願大学として選ばれる早慶を対象に含めないと関東地方が空白地域になってしまいます。同様に京大も難易度の高い学部が多く、関西地方では阪大が現実的に目指せる大学になります。
それ以外の大学になると、最寄の旧帝大の次に目指す大学になってしまい、最小集合からは外すことにしました。
大学 | 総合格数 | 東大比 | 大学 | 総合格数 | 東大比 |
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東大 | 3108 | 1.000 | |||
早大 | 17370 | 5.589 | 慶大 | 8558 | 2.754 |
京大 | 2907 | 0.935 | 阪大 | 3436 | 1.106 |
名大 | 2245 | 0.722 | 東北 | 2608 | 0.839 |
九大 | 2762 | 0.889 | 北大 | 2678 | 0.862 |
- 早大、慶大は、一般合格のみ