グループ合同選抜12年史 - 1986年(2年目)

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※この記事は2月15日に書いています。2月21日に更新しました。

 1986年はグループ合同選抜制度二期生の実績が出た年度です。学校群制度の生徒がいたとしても二浪になりますから、影響力はなくなります。

1985年 1986年
首都圏合計 647 253 572 首都圏合計 728 277 551
1 ○開成 157 1 ○開成 162
2 学芸大 100 2 学芸大 102
3 ○麻布 82 3 △筑波駒場 98
4 ○武蔵 73 4 ○麻布 97
5 △筑波駒場 72 5 栄光学園 74
6 栄光学園 62 6 ○武蔵 73

 首都圏合計では私立が東大合格数647名から、728名と大幅に伸ばしました。一方、公立も572名から551名と微減ながら横ばいです。この年から第二次ベビーブームに向けて東大は募集人員を段階的に増やし始めました。首都圏では私立がその増分を吸収したようです。上位6校は順不同ですが、メンバー固定です。筑波駒場が好調の年になりました。

1985年 1986年
7 浦和 61 7 桐朋 64
8 △筑波大附 59 8 △筑波大附 59
9 湘南 54 9 浦和 56
10 千葉 50 10 千葉 53
11 桐朋 46 11 桐蔭学園 49
12 駒場東邦 42 12 駒場東邦 42
13 桐蔭学園 40 13 湘南 38
14 戸山 32 14 西 36
15 都国立 30 15 戸山 35
16 青山 26 16 桜蔭 30
16 西 26 17 ○海城 18
18 桜蔭 21 17 都国立 18
18 お茶の水 21 19 お茶の水 17
20 東葛 20 19 小石川 17

 私立が躍進しているようには見えませんが、都立は学校群廃止によって、青山や富士のように有力校と群を組んでいた高校が登場しなくなりました。また、都国立、立川のように多摩地区の高校も学区細分化の影響で苦境に陥ります。逆に小石川が都立4番手にまで浮上しました。海城が上位20校に加わりました。