バトルフィールド埼玉2011 - 東京理科大学編

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 今回は理科大の分析です。

  • (合格率)=(合格数)÷(卒業生数)
  • (合格伸び率)=(2011年度合格率)÷(2010年度合格率)
  • ただし、2011年度の合格数は暫定値
  • ○男子校、●女子校、◎共学校
伸び率 東京私立 埼玉公立 埼玉私立
55%-99% 桜蔭(74.3) ◎市立浦和(55.2)
47%-54% 巣鴨(47.4)
44%-47% ●豊島岡(47.0) 大宮開成(44.9)
39%-43% ○開成(39.7) 川越女子(39.0) ●浦和明星(43.3)
37%-78% ○浦和(37.2)
30%-36% ○武蔵(30.2) 浦和一女(36.7) ◎栄東(36.4)
29%-29% ◎開智(29.9)
28%-28% ◎大宮(28.5) 西武文理(28.9)
25%-27% ○城北(25.9) 城北埼玉(27.2)
24%-25% ○海城(25.7) ○熊谷(24.7)
24%-24% ○川越(24.5)
00%-23% ○本郷(10.9) ○春日部(20.0) ○川越東(15.1)
参考 (◎西)(18.3) (◎日比谷)(27.8)

 理科大も中央大と同様に、中堅進学校にとって合格実績が伸びていることは好ましい状況になります。同様に、開成、桜蔭などの難関進学校にとって東大合格圏内の生徒が減っているという可能性も考えられます。ただし、理科大には薬学部があり、特に、女子で医薬系志望者が併願しやすい大学です。医薬系に限らず、女子の理系指向は増えているので、桜蔭、豊島岡、川越女子浦和明の星など女子校で理科大の実績が伸びている理由の一つとして考えられます。
 また、中央大と理科大の傾向から、埼玉公立に注目すると、どうも、浦和、大宮、市立浦和の出足が好調で、川越、春日部の出足が鈍いようです。現時点で大局を語ることはできませんが、以下の趨勢に沿った数字が出ているのが懸念材料です。

  • トップ校に優秀層が集中する
  • 男女別学校よりも共学校