入学時偏差値、入学者偏差値

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 入学時偏差値とは、四谷大塚の「80%結果偏差値」に相当します。結果偏差値とは、実際の受験者を追跡調査して、偏差値毎に合格率を算出し、偏差値と合格率の回帰分析を行い、合格率が80%になる偏差値のことです。
 入学者偏差値とは、実際に入学した生徒の偏差値です。また、その平均を四谷大塚では「進学者平均偏差値」と呼びます。学校の本当の実力とも言えます。
 1月校の場合、2月校の合格発表後、大量の辞退者がでるので、実際の入学者偏差値の平均は、入学時偏差値より大幅に低くなります。2月4日以後の募集校では、必要最小限の募集しか行われないので、年度毎の変動が大きくなります。

 実際の中学受験指導では、まず合格可能性を予測するのが大切なので入学時偏差値が重要な指標になります。しかし、6年後の大学合格実績を予測するには入学者偏差値のほうが適切です。こちらは、断片的な情報は公開されていますが、全体を見渡すような網羅的な情報は入手が困難です。この指標は各学校の実力が明確に分かってしまう危険性があるので、公開に消極的なのかもしれません。