私学躍進史 - 躍進年代の比較

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※この記事は11月24日に書いています。

 躍進率2.50以上を記録した学校のそれぞれの躍進年と期間を並べてみます。

躍進率 校名 学区合同 学校群 グループ合同 小学区単独 全都学区
1950→1969 1970→1984 1985→1996 1997→2005 2006→
4.07 ○麻布 1950→1955
2.90 ◎成蹊 1951→1954
4.27 ○開成 1952→1958
8.20 筑波大駒場 1956→1966
3.83 ○栄光 1958→1965
5.14 学芸大 1964→ →1971
3.33 ○武蔵 1964→ →1971
3.50 駒場東邦 1976→1983
3.40 桜蔭 1980→ →1987
4.64 桐蔭学園 1983→ →1990
5.57 巣鴨 1985→1992
3.50 ○海城 1985→1992
4.42 ○聖光 1986→1993
2.50 ●女子学院 1990→ →1998
2.64 ○城北 1998→2004
3.17 渋谷幕張 1998→2005
2.50 ●豊島岡女 2005→ →2012
3.00 ○浅野 2006→2007

 麻布、成蹊、開成、筑波大駒場、栄光は既に学区合同選抜制度のときに躍進をしています。一方、学芸大附属と、武蔵は学校群への移行期に躍進していますので、学校群制度が躍進の追い風になっています。
 学校群時代で躍進した学校は意外と少なく、駒場東邦だけです。学校群制度そのものは既存私立の追い風になっても新興私立の躍進にはつながっていないようです。グループ合同選抜制度の移行期に、桜蔭桐蔭学園が躍進をしました。
 そしてグループ合同選抜制度で、巣鴨、海城、聖光が新たな東大進学校として急成長をします。女子学院はグループ合同選抜制度から小学区単独選抜制度に間に躍進しました。城北と渋谷幕張が小学区単独選抜制度で躍進した学校です。豊島岡と浅野は全都学区時代での躍進です。