私学躍進史 - 躍進率の定義

スマホで表を見る場合、画面を横向きにし、必要ならPCビューにしてください。

※この記事は11月15日に書いています。

 さて、個々の躍進校とその躍進時期について整理したいと思います。ただ、その前に、数値的に躍進率を定義する必要があります。でないと、目立たないけど躍進していた学校を見逃してしまいます。また、同じ大躍進といっても、その比較もできません。
 まず、躍進対象期間ですが、短すぎても長すぎてもいけません。例えば高校Aが2000年に実績を出します。その実績を参考にして、中学受験生が2001年に入学します。その中学受験生が大学受験を迎えるのが2007年です。となると、2000年と2007年を比較するのが理にかなっています。ただ、2000年から2007年の間に好調な年もありますので、2000年の東大合格数と、2001年から2007年までの7回の受験機会で最も東大合格数の多い年を比較します。
 次に、基点の東大合格数ですが、東大合格数0や1を基点にしても仕方ありません。それなりに進学校と認められるには、東大二桁合格(10名以上)が必要です。
 最後に、合格数の差分か比率かですが、差分だと、東大に200名近く合格する学校の場合、軽く50名以上も増減します。となると、まず比率で評価するほうがいいでしょう。