今回は、2007年に学力向上進学重点校指定になった高校です。数字は慶大合格数です。
指定年 | 校名 | 07年 | 08年 | 09年 | 10年 | 11年 | 12年 | 13年 | 14年 |
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2007年 | 小田原 | 18 | 24 | 38 | 19 | 38 | 25 | 12 | 20 |
2007年 | 鎌倉 | 8 | 8 | 7 | 13 | 7 | 14 | 18 | 6 |
2007年 | 光陵 | 23 | 24 | 14 | 9 | 14 | 8 | 10 | 15 |
2007年 | 湘南 | 65 | 73 | 96 | 57 | 96 | 81 | 90 | 86 |
2007年 | 多摩 | 18 | 20 | 16 | 28 | 16 | 16 | 16 | 4 |
2007年 | 柏陽 | 10 | 48 | 53 | 33 | 53 | 27 | 50 | 41 |
2007年 | 平塚江南 | 10 | 9 | 25 | 33 | 25 | 25 | 25 | 12 |
2007年 | 横須賀 | 21 | 30 | 15 | 16 | 15 | 17 | 13 | 11 |
2007年 | 横浜国際 | 5 | 11 | 5 | 9 | 11 | 5 | ||
2007年 | 横浜翠嵐 | 33 | 59 | 76 | 50 | 76 | 72 | 100 | 72 |
東大合格者数の場合、それ相応の基礎学力を低学年から教え、また、それによって実績が向上したことをアピールし、さらに、そのカリキュラムを消化できる入学者が集まり、彼らが卒業するまでと、サイクル的には2順+1年で、7年必要です。実際、都立重点校は2001年に指定を受けましたが、どこの高校も東大合格者増が安定して確認できたのは2007年以後になります。
ところが、私立文系ですと、在校生でもカリキュラムや受験指導体制を改善すれば、翌年から実績が向上してきます。上記の表では2008年に既に実績の向上が確認できます。また、特異年と思われる2010年を除くと2013年までは、どこの高校もほぼ実績を上げています。また2014年は現段階では大学発表の数字だけなので、AOや推薦を含んでいません。その数字が出揃うと各校とも1割程度はまだ合格数を伸ばすでしょう。
ただ、人口増と比例しているようで、人口が停滞している地域の公立高校はあまり実績を伸ばしていません。