東大二桁合格校列伝 - 1951年東京都第二学区(桜修館)

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校名 初二桁 人数 最高 人数 最終 登場
25 桜修館 1951年 17名 1954年 29名 1973年 15回

 東京都第二学区から1951年に初登場したのが、目黒区にある桜修館です。桜修館とは、今春に都立一貫校として初年度で東大4名合格を果たしたあの桜修館です。当時は東京都立大学附属高等学校という名前でした。桜修館という名前は新しいのですが、学校としての歴史は古くからあります。都立全盛期には、最高数は29名で、15回の二桁合格を達成しています。果たして、桜修館という名前で再び二桁合格校に加わることができるのでしょうか?
 ところで、余談ですが、完全中高一貫校には中等教育学校(略して中教)という分類があって、高等学校(略して高校)とは言えないんですね。校長先生も一人しかいません。1998年から導入された制度です*1。従来は、完全中高一貫校でも、原則的に中学と高校に別々の校長を置いています。または、兼任という形をとります。今までは、中高一貫でも小中高一貫でも最終的には○○高校と呼べば間違いはなかったのですが、中教が出来てからは桜修館高校と呼ぶのは間違いになってしまいます。小石川は今は中教ですが、従来は高校だったので、小石川高校と呼んでも文脈によっては正しいときもあります。白鴎や両国は、中高一貫でも高校に併設した附属中という扱いです。だから従来どおり、白鴎高校両国高校と呼べます。