7年周期 - 順位による違い

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 次は、7年周期にのみ限定して、東大合格数21年間累計の順位で相関関係を見てみます。

理論値の差 実際の差 理論-実際
1-10 16.0 13.5 2.5
11-20 16.0 13.1 2.9
21-30 16.0 15.7 0.3
31-40 16.0 17.1 -1.1
41-50 16.0 16.3 -0.3

 当初の予想では、7年周期はトップ校ではなく中堅校で顕著にでると考えていました。理由としてトップ校の志望者はいちいち大学合格実績で志望校を変えないだろうと思われたからです。ところが、1位から10位までの学校で顕著な影響が出てきました。そして、11位から20位の学校では更に相関関係が強くなっています。ただし、これは予測されたことで、併願校の対象となる2番手校のほうが前年度の大学合格実績が影響を与えます。とろこが21位以後では相関関係が少なくなり、31位〜40位では負の相関関係になっています。この順位の学校になると、東大の累積合格者数が少ないので、計測誤差が大きく出ます。また、受験生も単純な東大の合格者数よりも早慶の合格者数も考慮して学校選びをします。
 受験生にとって興味があるのは志望する学校の上位層が行く大学よりも、平均層が行く大学なので、早慶の合格数も何らかの影響を及ぼしているのでしょう。したがって、このシリーズは20位までは予定どおり分析を進めますが、21位以後は、数値を見ながら紹介の有無を決めていきたいと思います。