MARCH合格数と東大合格数 - MARCH構成比

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※この記事は3月7日に書いています。

 さて、連載の本題に入ります。前回の記事のように、MARCHは学部ごとに難易度のばらつきも大きく、しかも、高校ごとに学部ごとの合格者を集計するのはほぼ不可能でしょう。となると、個別の学部でなく、MARCHのなかから、特定の大学の組み合わせを分母に選び、なおかつ、その中から特定の大学の組み合わせを分子に選び、その構成比で評価してみます。例えば、MARCHの中から、MA(明治、青学)を選び、MAの中からM(明治)を選びます。

  • 例: M/MA率=M÷(M+A)

 どのくらい組み合わせがあるか集計してみます。

  • 分母2大学: 5C2 = 10
    • 分子1大学: 10 * 2C1 = 10 * 2 = 20
      • ただしそのうち半分は補集合関係になるので、対象は 10
  • 分母3大学: 5C3 = 10
    • 分子1大学: 10 * 3C1 = 10 * 3 = 30
    • 分子2大学: すべて分子1大学の補集合になるので、対象は 0
  • 分母4大学: 5C4 = 5
    • 分子1大学: 5 * 4C1 = 5 * 4 = 20
    • 分子2大学: 5 * 4C2 = 5 * 6 = 30
      • ただしそのうち半分は補集合関係になるので、対象は 15
  • 分母5大学: 5C5 = 1
    • 分子1大学: 1 * 5C1 = 1 * 5 = 5
    • 分子2大学: 1 * 5C2 = 1 * 10 = 10
    • 分子3大学:すべて分子2大学の補集合になるので、対象は 0
    • 分子4大学:すべて分子1大学の補集合になるので、対象は 0

合計は「10 + 30 + 20 + 15 + 5 + 10 = 90」通りの組み合わせになります。

 次に対象校ですが、首都圏1都4県で東大合格者数1名以上かつMARCHの総合格数が50件以上の学校にします。対象校は123校です。MARCHを50件にしたのは、MARCHの合格数は極端に少なくなると東大合格者数上位校の桜蔭でも50件以上の合格があることで、東大合格者数を1名以上にしたのは、なるくべ例外を作りたくないということです。上位校だけでなく中堅校にも適用するのがこのブログの目的だからです。
 相関対象は合格件数を卒業生数で割った比率で、東大の比率は極端に0に近くなるので、平方根の値を採用しています。「東大率の平方根」と「MARCH構成比」で相関を取っています。