東大早慶合格率ランキング2013 - 41位〜50位

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  • [種]の欄は、国:国立、公:高校募集のみの公立、中:公立中高一貫校、高:高校募集のみの私立をそれぞれ意味します。空欄は私立中高一貫校です。○印は男子校、●印は女子校、◎印は共学校
  • 卒数(下二桁は[x]でマスク)から右は、東大率、早大率、慶大率、東大早慶合格率、昨年東大率、昨年順位
  • △は上昇、▼は下降です。「−」は昨年5%以下なので、順位はありません。また、昨年の表掲載時以降に判明した資料で順位を付けていますので、昨年資料と同じ順位であるとは限りません。
校名 卒数 東率 早率 慶率 早慶 昨東 昨位
41 城北 3xx 3.4 42.7 17.2 16.28% 4.5 31▼
42 白百合学園 1xx 3.4 31.0 22.4 16.09% 2.9 35▼
43 浦和明の星 埼● 1xx 3.5 38.8 18.2 16.08% 1.8 53△
44 小石川 1xx 3.2 35.4 20.9 16.03% 2.5 68△
45 土浦第一 茨◎ 3xx 7.4 22.1 13.2 15.44% 6.9 46△
46 栄東 埼◎ 3xx 3.4 34.5 18.2 15.17% 3.8 39▼
47 市川 千◎ 4xx 2.6 35.0 17.9 14.43% 1.4 47
48 鴎友学園女子 2xx 4.2 39.4 10.6 14.27% 1.7 45▼
49 柏陽 2xx 1.1 45.5 15.8 13.92% 2.5 69△
50 戸山 3xx 3.1 35.5 14.6 13.91% 3.2 56△

 今回は41位から50位のレンジです。このレンジでは、前回と比べてレンジイーブンは3校、レンジダウンは3校、レンジアップは4校となっています。
 レンジイーブンの3校は、土浦第一、市川、鴎友です。土浦第一茨城県の公立高校で、中学受験とは関係ないので年度による増減はそれほどありません。市川と鴎友は今年東大二桁合格を達成しました。市川は23年ぶり、鴎友は初です。二校とも大躍進という印象があるのですが、東早慶率では以前から評価されていた学校で、逗子開成と同様に元々二桁合格できる潜在力はあったが、ボーダー層が多くて中々実績に結びつかなかったというのが正しいでしょう。上位の男子校であれば、現役時にボーダー層で不合格だった場合、浪人を選び、それが次年度の実績につながるのですが、このレンジの学校だと、どうしても現役重視になり、合格者増につながりませんでした。
 レンジダウンの3校は、城北、白百合、栄東です。城北はいわゆる『城北地区(江戸城の北)』の男子校不振と関連性があります。上位レンジでは、海城、巣鴨、早稲田が不振でした。東京北部の周辺県、特に埼玉県では公立高校が復権しており、高校受験で競争力を失い、中学受験では私立共学校が地力をつけており、『学住近接』の傾向で競争力の陰りが見えています。白百合は伝統校で大学合格実績には関心のない学校なので、不振のときもあります。ただ2010年からこの順位表を作り始めて、このレンジまで落ちたのは初めてです。
 栄東のレンジダウンは意外な印象を受けますが、もともと埼玉県の中高一貫校は高校募集も多数行っていますので、高校募集の人数が多い年は分母が増えて、結果的に不振のように見える年があります。
 レンジアップの4校は、浦和明の星、小石川、柏陽、戸山です。浦和明の星は少数精鋭校で、生徒の学力レベルを維持するのであれば定員割れも辞さないという姿勢の学校です。中学受験偏差値もYTで65前後あり、ここにきて本来の力を出してきました。白百合と卒数、東大、早大、慶大、合格数がほとんど同じというのも象徴的な出来とです。
 小石川は中等教育学校で都立の一番手です。募集2年目の生徒で、1年目よりも募集方法や教育内容で、効率化が図られたようです。いよいよ上位の私立一貫校も無視することができない位置に来ました。
 柏陽は神奈川県の公立高校、戸山は東京都の公立高校です。両者とも高校募集だけの学校ですが、躍進中です。早慶合格数は東大合格数の先行指標ですから、今後も注目です。