都道府県別大学合格数2020 - 北海道大学

※この記事の作成日は2020年11月23日です。

 都道府県別の東大合格数を紹介します。「百万人比」は人口百万人当たりの合格数、「二桁校数」は合格数が10を超える学校の数です。都道府県別と合計の合格数は一致ません。合計の数値は大学発表のもので、都道府県別の数値は、未判明や海外、高卒認定を含みません。31位より後ろは、合格数を除き非公開とします。

地区 合格数 百万人比 二桁校数
1 北海道 857 163.3 24
2 東京 301 21.5 7
3 神奈川 163 17.7 2
4 愛知 112 14.8 3
5 大阪 107 12.1 0
6 埼玉 104 14.2 3
7 兵庫 80 14.7 0
8 千葉 79 12.6 1
9 静岡 73 20.1 0
10 奈良 46 34.7 1

 合格数の1位は北海道です。2位は東京都、3位は神奈川県です。以下、愛知県、大阪府、埼玉県、兵庫県、千葉県、静岡県奈良県の順です。百万人当たりの合格数は、北海道が1位です。2位が富山県、3位が奈良県です。

地区 合格数 百万人比 二桁校数
11 広島 44 15.7 0
12 茨城 43 15.0 1
13 宮城 42 18.3 1
14 新潟 41 18.6 1
15 石川 39 34.5 1
16 京都 39 15.1 0
17 富山 37 35.7 1
18 栃木 30 15.5 1
19 群馬 28 14.5 0
20 長野 28 13.7 0
地区 合格数 百万人比 二桁校数
21 三重 25 14.1 0
22 岡山 22 11.7 0
23 福岡 22 4.3 0
24 和歌山 19 20.7 0
25 岩手 18 14.8 0
26 沖縄 18 12.3 0
27 秋田 16 16.8 1
28 滋賀 16 11.3 0
29 愛媛 15 11.3 0
30 岐阜 15 7.6 0
地区 合格数 百万人比 二桁校数
31 - 14 - -
32 - 13 - -
33 - 13 - -
34 - 13 - -
35 - 12 - -
36 - 11 - -
37 - 9 - -
38 - 9 - -
39 - 8 - -
40 - 8 - -
41 - 8 - -
42 - 7 - -
43 - 6 - -
44 - 5 - -
45 - 4 - -
46 - 4 - -
47 - 2 - -
合計 2726 21.6 48

東京大学合格者数高校別ランキング2021

(2021/03/28)

 例年どおり、2021年度の東京大学合格者数高校別ランキングの更新を始めます。なお、校名は6月に『大学入試全記録』が発売されるまではイニシャル表記にします。

  • ○印が私立男子校、●印が私立女子校、◎印が私立共学校、△印が国立、無印が公立です。
神奈川 東京南部 東京北部 茨城・埼玉・千葉
01-02 △TBKB(89) ○KS(144)
03-06 ○SK(79) ○AB(85) ●OI(71) 千:◎SYMH(67)
07-07 HBY(63)
08-09 YHSR(50) ○KBTH(56)
10-11 ○AN(48) ○KJ(47)
11-14 ○EK(47) ◎SYSY(33) ○WSD(33) 埼:UW(46)
16-17 △GGDF(30) △TBDF(29)
18-20 ●JSGI(22) ○MS(26) 茨:MTDI(23)
21-21 茨:TUDI(22)
21-24 N(20) ●TSO(21) 千:◎IK(22)
25-27 TRKT(19) KIK(18) 千:CB(19)
28-29 ○KGS(17) 埼:OM(15)
30-32 SN(12) ○S(12) TY(13) 千:FB(14)
32-35 ●SZ(10) 埼:◎SH(12)
35-35 ●YHFB(10)
  • 南部と北部の境界はJR中央線とJR総武線*1
中四国・九州 関西 東海 北陸甲信 北部日本
兵:○N(97)
福:◎KDFS(36) 奈:◎NYT(76)
鹿:○RSAR(32) 兵:○KYGI(31) 愛:AO(31)
愛:OZ(31)
奈:○TDJ(29) 愛:○TK(30)
福:SYK(16) 京:◎RN(26) 富:TYCB(20) 栃:UTM(19)
媛:◎AK(16) 兵:◎HR(15) 北:SPM(16)
岡:OYAH(15)
熊:KM(15) 阪:KN(13) 愛:○KY(14) 井:FS(14) 城:SDDN(13)
分:OIUNO(12) 阪:○OSSK(12) 静:SO(13) 石:KZIO(13) 秋:AT(12)
岐:GF(12)
香:TM(11) 京:○RS(11) 三:YKI(12)
広;○HSGI(10) 静:HMK(11) 富:TO(10) 形:YGH(10)
鹿:TM(10) 愛:MW(10) 井:KS(10)


2021/03/28(03/23発売、週刊朝日、インターエデュ、学校HP): 判明率 98.2%

  • 初版

東大合格発表2021 - 横浜翠嵐と東大50人以上合格の公立校

(2021/03/22)

 今年は、公立高校の横浜翠嵐が昨年までに最多記録34人から40人台を飛び越えて、50人合格の記録を出しました。ここで、学校群の卒業生が出た1970年以後に単年度で50人以上の合格者を出した高校を紹介します。

校名 初達成 人数 最高 人数 最終 登場
4 公・西 1970年 100人 1970年 100人 1978年 7回
5 公・日比谷 1970年 99人 1970年 99人 2021年 5回
7 公・戸山 1970年 80人 1972年 81人 1979年 7回
9 公・湘南 1970年 61人 1972年 78人 1985年 13回
11 公・旭丘 1970年 57人 1970年 57人 1972年 3回
13 公・小石川 1970年 50人 1970年 50人 1970年 1回
15 公・浦和 1971年 58人 1985年 61人 1995年 18回
18 公・千葉 1985年 50人 1988年 62人 1995年 11回
33 公・横浜翠嵐 2021年 50人 2021年 50人 2021年 1回

 学校群初年の1970年は浪人も多数いることから、都立の西、日比谷、戸山、小石川が50人以上を記録しています。日比谷を除き、1970年代に50人を割り、それ以後50人台に戻すことはありません。神奈川県立の湘南が1985年までの16年間で13回50人超えをしています。愛知県の旭丘も1970年から1972年までに3年間は50人台を超えています。埼玉県立の浦和が1971年から1995年までの25年間で18回50人超えを記録しています。その後、千葉県立の千葉が1985年から1995年までの11年間連続50人超えを記録しました。
 神奈川県立の横浜翠嵐は実に36年ぶりに誕生した50人超えの公立高校です。しかも、県立埼玉と県立千葉が1995年を最後に50人割れをした後は、50人超えは、日比谷が2回、横浜翠嵐が1回、記録しただけです。

参考

 1950年以後に50人以上の合格を達成した高校の一覧を紹介します。

校名 初達成 人数 最高 人数 最終 登場
1 公・日比谷 1950年 84人 1964年 193人 2021年 24回
2 公・小石川 1950年 82人 1950年 82人 1970年 16回
3 公・戸山 1950年 51人 1960年 120人 1979年 24回
4 公・西 1951年 67人 1964年 156人 1978年 24回
5 公・新宿 1951年 53人 1961年 100人 1968年 17回
6 公・小山台 1951年 52人 1951年 52人 1951年 1回
7 私・麻布 1955年 57人 1992年 126人 2021年 63回
8 公・両国 1956年 55人 1964年 64人 1968年 9回
9 国・筑波大附 1958年 52人 1971年 124人 1999年 33回
10 私・開成 1962年 67人 1998年 205人 2021年 57回
11 私・灘 1964年 56人 1970年 151人 2021年 57回
12 国・筑波大附駒場 1964年 52人 1970年 136人 2020年 56回
13 公・浦和 1965年 51人 1985年 61人 1995年 19回
14 公・湘南 1965年 50人 1972年 78人 1985年 17回
15 公・旭丘 1966年 66人 1967年 71人 1972年 6回
16 私・武蔵 1966年 55人 1979年 86人 1999年 28回
17 鹿 私・ラ・サール 1970年 59人 1985年 117人 2009年 37回
18 国・東京学芸大附 1971年 72人 1988年 115人 2016年 46回
19 私・栄光学園 1971年 55人 1988年 78人 2020年 38回
20 私・愛光 1980年 52人 1994年 54人 1994年 3回
21 公・千葉 1985年 50人 1988年 62人 1995年 11回
22 私・桐朋 1986年 64人 1986年 64人 1995年 5回
23 私・甲陽学院 1987年 57人 1987年 57人 1988年 2回
24 私・洛星 1987年 56人 1988年 66人 1988年 2回
25 私・桐蔭学園 1987年 54人 1992年 114人 2000年 14回
26 私・久留米大付設 1987年 51人 1988年 54人 2019年 4回
27 私・東大寺学園 1988年 63人 1988年 63人 1992年 3回
28 私・桜蔭 1989年 53人 1996年 93人 2021年 31回
29 私・駒場東邦 1990年 57人 2015年 82人 2021年 24回
30 私・巣鴨 1992年 78人 1992年 78人 2002年 8回
31 私・聖光学院 1992年 53人 2019年 93人 2021年 13回
32 私・海城 1993年 51人 1995年 68人 2020年 13回
33 私・洛南 1994年 53人 1997年 68人 2000年 7回
34 私・渋谷教育学園幕張 2013年 61人 2017年 78人 2021年 7回
35 私・西大和学園 2020年 53人 2021年 76人 2021年 2回
36 公・横浜翠嵐 2021年 50人 2021年 50人 2021年 1回

都道府県別大学合格数2020 - 九州大学

※この記事の作成日は2020年11月23日です。

 都道府県別の九大合格数を紹介します。「百万人比」は人口百万人当たりの合格数、「二桁校数」は合格数が10を超える学校の数です。都道府県別と合計の合格数は一致ません。合計は大学発表の数値です。都道府県別には、未判明や海外、高卒認定の数値は含まれません。31位より後ろは、合格数を除き非公開とします。

地区 合格数 百万人比 二桁校数
1 福岡 947 185.3 17
2 広島 157 56.1 3
3 熊本 137 78.8 2
4 佐賀 133 164.2 5
5 長崎 123 93.6 4
6 大分 117 103.8 2
7 鹿児島 113 71.0 4
8 山口 98 72.8 4
9 宮崎 92 86.4 2
10 兵庫 79 14.5 0

 合格数の1位は福岡県です。2位は広島県、3位は熊本県です。以下、佐賀県長崎県大分県、鹿児島県、山口県、宮崎県、兵庫県の順です。百万人当たりの合格数は1位が福岡県です。2位は佐賀県、3位は大分県です。

地区 合格数 百万人比 二桁校数
11 愛媛 67 50.4 2
12 岡山 64 33.9 1
13 東京 56 4.0 0
14 大阪 49 5.6 0
15 愛知 41 5.4 0
16 神奈川 35 3.8 0
17 沖縄 27 18.5 0
18 香川 23 24.2 0
19 京都 23 8.9 0
20 千葉 23 3.7 0
地区 合格数 百万人比 二桁校数
21 島根 22 32.9 0
22 静岡 19 5.2 0
23 北海道 19 3.6 0
24 埼玉 17 2.3 0
25 鳥取 16 29.0 0
26 高知 11 15.9 0
27 和歌山 11 12.0 0
28 奈良 11 8.3 0
29 徳島 9 12.4 0
30 滋賀 9 6.4 0
地区 合格数 百万人比 二桁校数
31 - 9 - -
32 - 8 - -
33 - 8 - -
34 - 7 - -
35 - 5 - -
36 - 4 - -
37 - 4 - -
38 - 4 - -
39 - 3 - -
40 - 3 - -
41 - 2 - -
42 - 1 - -
43 - 1 - -
44 - 0 - -
45 - 0 - -
46 - 0 - -
47 - 0 - -
合計 2708 21.5 46

東大合格発表2021 - 西大和と関西の二番手校

(2021/03/16)

 今年は西大和学園から東大に76人が合格し灘に迫りました。関西圏では灘が絶対1位なのですが、2位は定期的に変わっています。過去40年間で、2位の変遷を追ってみます。
 出典は『東大合格高校盛衰史』と『高校の実力』『大学入試全記録』です。今回の記事は順位に着目したものなので、合格数は一桁目を[x]で隠します。また、合格数が同じ場合、前年度に上位の学校を該当年でも上位にします。なお、学校名の「星光」は「大阪星光学院」の略称です。

1 2 3 4 5
1982 12x 甲陽 2x 東大寺 2x 洛星 1x 星光 1x
1983 12x 2x 淳心 2x 東大寺 1x 洛星 1x
1984 11x 2x 東大寺 1x 淳心 1x 洛星 1x
1985 12x 4x 洛星 2x 東大寺 1x 白陵 1x
1986 12x 3x 2x 2x 北野 1x
1987 13x 5x 5x 3x 洛南 3x
1988 13x 洛星 6x 東大寺 6x 甲陽 5x 洛南 3x

 1987年以前は甲陽学院が2位を続けていました。1986年以前は関西の学校は東大受験に熱心ではなく、灘以外は20人合格する程度で、甲陽学院が例外的に40人、30人台を記録したぐらいです。転機が訪れたのが1987年と1988年に東大京大併願期で、1988年には洛星東大寺学園甲陽学院が同時に50人以上を記録しました。

1 2 3 4 5
1989 10x 東大寺 3x 甲陽 2x 洛星 2x 星光 2x
1990 12x 4x 洛星 3x 白陵 3x 甲陽 2x
1991 10x 5x 3x 洛南 3x 甲陽 2x
1992 10x 5x 洛南 4x 洛星 3x 甲陽 3x

 1989年からは東大京大併願不可になり、合格数も一旦落ち込みました。そのなかで、東大寺学園が二番手に上がり、4年間続けました。合格数も50人台に戻しています。

1 2 3 4 5
1993 10x 洛南 4x 白陵 3x 東大寺 3x 星光 2x
1994 10x 5x 東大寺 4x 星光 3x 洛星 3x
1995 9x 5x 白陵 3x 東大寺 3x 洛星 2x
1996 10x 6x 東大寺 3x 白陵 3x 洛星 2x
1997 9x 6x 3x 3x 2x
1998 9x 5x 3x 2x 甲陽 2x
1999 11x 5x 白陵 3x 東大寺 2x 星光 1x
2000 10x 5x 2x 2x 西大和 2x
2001 9x 4x 星光 2x 甲陽 2x 白陵 2x
2002 9x 4x 白陵 2x 西大和 2x 洛星 2x
2003 8x 4x 東大寺 3x 西大和 2x 白陵 2x
2004 8x 3x 3x 白陵 3x 甲陽 2x
2005 10x 4x 2x 2x 西大和 2x

 1993年から2005年までは、洛南が13年間2位を続けました。特に1996年には60人台にまで増やしました。洛南は1987年の東大京大併願可能期に30人台を記録し、その後も東大指向を維持しています。この次期、甲陽学院はあまり振るわず、三番手は東大寺と白陵が分け合うような状況でした。2000年を過ぎてから西大和学園の名前も登場してきます。

1 2 3 4 5
2006 8x 東大寺 3x 洛南 2x 西大和 2x 白陵 2x
2007 10x 3x 白陵 2x 甲陽 2x 星光 2x
2008 11x 4x 洛南 3x 甲陽 2x 西大和 2x
2009 10x 4x 2x 2x 白陵 1x
2010 10x 3x 甲陽 2x 西大和 2x 白陵 2x
2011 9x 4x 西大和 2x 甲陽 2x 洛南 2x
2012 9x 4x 甲陽 2x 白陵 2x 洛南 1x
2013 10x 西大和 2x 東大寺 2x 白陵 1x 星光 1x
2014 10x 東大寺 3x 洛南 2x 甲陽 2x 西大和 2x
2015 9x 3x 甲陽 2x 西大和 2x 白陵 2x
2016 9x 3x 西大和 3x 甲陽 2x 白陵 1x

 2006年に、東大寺学園が2位を奪還して、2012年まで7年間続けました。三番手には洛南、白陵、甲陽学院西大和学園が交替で登場します。
 2013年に、西大和学園が2位に浮上しましたが、2014年に、東大寺学園がすぐに2位を奪還し、2016年まで3年間続けました。

1 2 3 4 5
2017 9x 甲陽 3x 西大和 3x 東大寺 2x 洛南 2x
2018 9x 西大和 3x 甲陽 2x 洛南 2x 東大寺 1x
2019 7x 4x 3x 東大寺 2x 星光 2x
2020 7x 5x 東大寺 3x 甲陽 3x 洛南 1x
2021 9x 7x 甲陽 3x 東大寺 2x 洛南 2x

 2017年に一時的に甲陽学院が2位に浮上しましたが、2018年から今年2021年まで、西大和学園が2位を4年間続けています。2018年には30人台だったのが、右肩上がりで合格数を増やし、ついに今年は70人台になり、これは、灘以外では、関西の学校で初めての記録です。3位は甲陽学院が来ることが多いのですが、東大寺学園も3位をうかがう位置につけています。

東大合格発表2021 - 躍進した学校

(2021/03/13)

 東大合格発表が行われ、徐々に学校別の合格者数が判明しています。未判明校もまだあり、判明した学校も暫定値ですが、今年の東大合格発表で慶事があった学校をまとめてみます。

初二桁合格

 神奈川県にある私立女子校で、いまは完全中高一貫校になっています。帰国子女の受け入れに熱心だったのと、東急田園都市線溝の口で交通の便が良いことから、徐々に実績を上げてきました。2016年に東大9人合格で二桁まであと一歩のところまでいって足踏みをしていましたが、ようやく一つの節目を越えたようです。

過去最多記録(最多タイも含む)

 東大二桁合格以上の学校に限定して紹介します。

 奈良県にある私立共学校です。中学募集と高校募集がありますが、それぞれ授業の進度が違うため、卒業まで完全別クラスで最適化された教育を行っています。奈良県でも大阪府から通いやすい場所にあります。首都圏でも入寮希望者のために中学受験を行っています。駿台東大実戦の受験者数から今年は躍進が予測されていました。数値シミュレーション上は最大80人まで予測されていましたが、常識的に考えて60人前後が妥当値だと思っていましたが、76人まで伸ばすとは驚きです。これは、関西の高校では灘を除き最多値です。また、西日本でも灘、ラサールに次ぐ最多記録です。

 神奈川県の県立高校です。高校募集だけの学校です。横浜駅から徒歩20分で、高校生であれば十分歩ける距離です。1970年代には20人前後の合格者がおり、1978年に27人を記録していますが、それ以後は都立と同じく長期的に低迷していました。2000年代にはいって、都立と同じく神奈川県も公立高校の建て直しを始めました。拠点となる公立高校を立て直したのですが、そのなかで、横浜翠嵐は神奈川県の中心地に位置しており、もっとも成長した高校です。2017年に34人で最多記録を出し、今年さらに記録を50人まで伸ばしました。高校募集だけの公立校でも躍進できることが証明されました。

  • 浅野、48人

 神奈川県の私立男子校です。現在は中学募集のみです。横浜市の臨海部にありますが、川崎市に隣接しています。神奈川県の男子校では三番手ですが、特に競争意識は感じられず、独自のペースで最多記録を伸ばしてきました。2007年に42人を記録したあと、2015年と2018年に40人超えをしています。

 茨城県の県立高校です。水戸という地名を知らない人はないと思うので場所は分かると思います。首都圏とは別の閉鎖通学圏*1を形成しています。閉鎖通学圏の中では最上位校の地位にあり、競合校との優秀層の奪い合いもありません。合格者増の理由として、今年は受験指導がうまくいったのだと思います。23人というのは、1964年、2000年に続き、三度目の最多タイです。

  • 市川、22人

 千葉県の私立共学校です。中学募集と高校募集があります。高校募集はそれほど多くなく、中学募集主体の学校です。千葉県の私立では二番手につけています。立地は、市川市で東京都に隣接しています。東京都区部の東側には著名な進学校がなく、都内からも通う価値のある学校です。何かと二番手で地味な存在でしたが、立地的にも偏差値帯も独自の地位を築ける学校です。いよいよ20人という節目を越えてきました。

  • 海陽、14人(最多タイ)

 愛知県の私立男子校です。中等教育学校であり、制度上、高校募集は存在しません。立地的には近隣に都会はなく、寮を前提に全国の受験生を対象にしています。何かと背反する評価もありますが、開校以来の実績はお墨付きです。初年度に13人を記録し、しばらく一桁台でしたが、ここ4年間で3回二桁合格を記録し、昨年の最多記録14人引き続き、今年も最多タイです。

  • 洗足、10人

 説明済みなので省略

増加数20人以上

 説明済みなので省略

  • 西大和、23人増

 説明済みなので省略

  • 日比谷、23人増

 東京都の都立高校です。高校募集しかありません。日本の中枢、千代田区にあり、多くの地下鉄路線によってアクセス可能です。日比谷高校を知らない人はいないと思いますが、学区合同選抜時代には東大合格者数全国一位を続けました。最盛期には200人近くまで合格者数を記録したことがあります。ただ、学校群以後長期低迷しており、1989年11人を最後に一桁合格を続けてきました。二桁合格に復帰したのは、2005年の14人です。それ以後、2007年28人、2010年37人、2016年53人、そして今年2021年63人と復活後の最多記録を短期間のうちに塗り替えてきました。

東大理三級理一志望者 - 2021年

(2021/03/13)

 2020年の「東大理三級理一志望者」を分析せずに、既に2021年の東大合格発表日が過ぎてしまいました。2020年はそれほど大きな変化を感じなかったのですが、2021年は理三が易化したという印象をもったので、早速、計算を行うことにしました。いつもは二次入試当日に欠席した受験者を除く実受験者数で計算しているのですが、今年はそれがまだ公開されていない時期なので、二次出願者数を対象にします。二次試験欠席者は全体の1%程度なのでそれほど大きな違いはないでしょう。この値はのちほど修正するつもりです。2021年の計算結果を紹介します。

標準 合格者 左の 合格者 左の 理三 左の 理三
偏差 最低点 偏差値 平均点 偏差値 最低点 偏差値 合格数
理一2021 38.8 333 52.2 361 59.5 376 63.3 249.8
理二2021 39.7 314 55.4 339 61.7 376 71.1 32.8
理三2021 48.0 376 55.6 406 61.9 376 55.6 98.0

 理一、理二、理三の標準偏差は、それぞれ、38.8, 39.7, 48.0 です。それぞれの科類に合格するための、最低点とその偏差値を推定します。理一、理二、理三は、333(52,2), 314(55.4), 376(55,6) です。理三の合格最低点は376点です。理一、理二で、376点を取るために必要な偏差値を推定すると、63.3 と 71.1 です。正規分布表から各科類の受験者で該当偏差値を上回った人数を推定します。それぞれ、249人と32人です。

理三 理一 理二 理三 理系 備考
最低点 理三級 理三級 合格数 理三級
2005 382 68 23 80 171 旧後期
2006 395 71 19 80 170
2007 386 62 15 80 157
2008 378 88 22 90 200 新後期
2009 380 110 44 98 252 定員増
2010 364 152 63 100 315
2011 393 76 32 100 208
2012 383 187 33 100 320
2013 370 160 23 100 283
2014 372 113 27 100 240
2015 377 175 25 100 300
2016 389 118 21 98 237 後期無
2017 408 137 26 98 261
2018 392 94 9 98 201 面接有
2019 385 178 38 97 313
2020 386 124 13 97 234
2021 376 249 32 98 379

 上記の表は、2005年から2021年まで理三合格最低点を上回った理一と理二の合格者数を推定したものです。2021年は理一と理三がより接近した年になったようです。249人は過去最高の数です。一方、理二で理三相当の合格者は32人でこれは例年と大きな変化はありません。したがって、理三だけが易化したわけでなく、生物系の学部(理二、理三)から物理系の学部(理一)にシフトが起きたと思われます。

参考

 2020年は分析をしなかったので、参考資料として2020年の計算結果も紹介します。

標準 合格者 左の 合格者 左の 理三 左の 理三
偏差 最低点 偏差値 平均点 偏差値 最低点 偏差値 合格数
理一2020 44.3 321 52.2 353 59.5 386 66.9 124.4
理二2020 37.9 313 55.3 337 61.6 386 74.6 13.0
理三2020 44.4 386 55.4 414 61.7 386 55.4 97.0