現浪込みで東大早慶率5%以上の高校を対象。
- [種]の欄は、国:国立、公:高校募集のみの公立、中:公立中高一貫校、高:高校募集のみの私立をそれぞれ意味します。空欄は私立中高一貫校です。○印は男子校、●印は女子校、◎印は共学校
- 卒数(下二桁は[x]でマスク)から右は、東大率、早大率、慶大率、東大早慶合格率、昨年東大率、増減
- △は上昇、▼は下降です。「−」は昨年5%以下なので、順位はありません。また、昨年の表掲載時以降に判明した資料で順位を付けていますので、昨年資料と同じ順位であるとは限りません。
位 | 校名 | 種 | 東 | 神 | 他 | 卒数 | 東率 | 早率 | 慶率 | 東早慶率 | 昨東 | 増減 |
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8 | 立教新座 | 埼○ | 3xx | 1.3 | 11.0 | 8.1 | 5.81% | 0.9 | 58.4% | |||
10 | 高輪 | ○ | 2xx | 1.4 | 24.6 | 9.5 | 8.69% | 0.5 | 50.9% | |||
12 | 芝 | ○ | 2xx | 4.9 | 49.1 | 25.3 | 21.52% | 1.8 | 42.6% | |||
17 | 逗子開成 | ○ | 2xx | 1.4 | 36.8 | 20.2 | 14.32% | 1.5 | 33.8% | |||
18 | 本郷 | ○ | 3xx | 2.3 | 31.6 | 15.8 | 12.80% | 1.6 | 32.8% | |||
22 | 早稲田 | ○ | 3xx | 7.5 | 81.4 | 18.6 | 27.29% | 4.4 | 26.7% | |||
27 | 海城 | ○ | 3xx | 12.7 | 57.7 | 39.9 | 35.63% | 8.9 | 20.1% |
2012年度で昨年比で20%以上躍進した中高一貫男子校は7校でした。全体の27校のうち約4分の1なので、今年の大学入試が特に男子校に有利だったわけではありません。男子校で一番躍進したのは立教新座ですが、ここは附属校であり、外部進学するのはごく一部です。したがって、分母が少なく年度による上下が激しいので、長期的な傾向はわかりません。
その次は高輪です。男子校は東大合格数で上位を独占するので目立ちますが数としては多くありません。都内の男子校は本郷までは良くも悪くも東大合格数で注目されていますが、その次に来る高校は中々ありませんでした。高輪が自校最高3名の合格者数を出して、その隙間を埋めつつあります。ここは算数単独入試でも有名です。一芸入試で独自性を発揮しはじめたのかもしれません。
芝、本郷、海城は似たような傾向を示します。毎年、入り口のレベルに比べて出口が伴っていないと関係者から叩かれていました。今年は、それに対して及第点をもらったようなものです。逗子開成も東大の合格者数は伸びていませんが、早慶が伸びて平均レベルの底上げになりました。
そして注目すべきは早稲田です。完全附属校とは違う系列校という位置づけで緊張感を保ち過去最高の実績を上げました。
とにかく、高輪、芝、本郷、早稲田(、そして、攻玉社、世田谷学園)と自校過去最高の東大合格者数を記録した男子校が多かったのも今年の特徴です。