旧帝大の都道府県別合格者数推移 - 旧帝大合計

※この記事の作成日は1月11日です。

 下記の表は年毎に合格者数と都道府県順位を掲載したものです。最高順位が13位以内の都道府県を掲載しています。掲載順は最高順位が上位のものからで、最高順位が同順の場合は先にその順位を記録したものからです。なお、合格者数は、実合格者数ではなく、著名な進学校1500校程度を集計したものです。

'10 '11 '12 '13 '14 '15 '16 '17 '18 '19
愛知 1776 1 1714 1 1737 1 1699 2 1775 1 1753 2 1824 2 1835 2 1922 2 1866 2
東京 1379 3 1472 3 1617 2 1729 1 1756 2 1935 1 1955 1 1901 1 2016 1 2084 1
大阪 1529 2 1589 2 1589 3 1554 3 1610 3 1553 3 1640 3 1483 3 1618 3 1544 3
福岡 1359 4 1377 4 1249 4 1294 4 1295 4 1280 4 1286 4 1301 4 1240 4 1220 4
北海 1338 5 1324 5 1237 5 1127 6 1120 5 1172 5 1124 6 1176 5 1077 6 995 6
兵庫 1286 6 1168 6 1067 6 1143 5 1067 6 1146 6 1207 5 1173 6 1176 5 1192 5
京都 607 7 605 7 668 7 531 8 574 8 661 7 647 7 629 8 596 8 614 8
奈良 584 8 554 8 524 9 536 7 530 9 550 9 538 9 506 10 516 9 537 9
神奈 471 10 507 10 529 8 521 9 609 7 595 8 622 8 677 7 741 7 696 7
広島 516 9 529 9 495 10 517 10 471 10 512 10 492 10 514 9 490 10 495 11
埼玉 299 17 339 14 385 13 356 13 378 13 354 14 404 14 384 14 409 13 499 10
宮城 460 11 387 12 410 12 422 12 426 11 446 12 468 12 426 12 469 11 422 13
静岡 440 12 460 11 449 11 451 11 389 12 458 11 484 11 488 11 442 12 477 12
岐阜 413 13 383 13 380 14 345 14 319 14 342 15 302 15 341 15 334 15 321 15
千葉 264 18 246 21 307 16 324 15 305 15 391 13 405 13 389 13 372 14 421 14
合計 18682 - 18427 - 18235 - 17932 - 17907 - 18452 - 18823 - 18647 - 18711 - 18628 -

 今回は都道府県別に旧帝大合格者数を合計したものを紹介します。個別の都道府県については解説しませんが、首都圏と首都圏以外について、2010年と2019年を比較します。

  • 首都圏
    • 東京都: 1379人→2084人(+705人)
    • 神奈川: 471人→696人(+227人)
    • 埼玉県: 299人→499人(+200人)
    • 千葉県: 264人→421人(+157人)
  • 首都圏以外(抜粋)
    • 愛知県: 1776人→1866人(+90人)
    • 大阪府: 1529人→1544人(+15人)
    • 福岡県: 1359人→1220人(-139人)
    • 北海道: 1338人→995人(-343人)
    • 兵庫県: 1286人→1192人(-94人)
    • 京都府: 607人→614人(+7人)
    • 奈良県: 584人→537人(-47人)
    • 広島県: 516人→495人(-21人)

 2010年から2019年の間で、旧帝大合格者数の合計は、全国レベルでは、18682人から18628人へと、ほとんど変わっていません。その中で首都圏だけが増加しています。増加どころか急増しているといっていいでしょう。確かに、この期間に首都圏の18歳人口も増えていますが、その人口増加率は数%レベルです。一方、旧帝大合格者数は60%程度の増加率を示しています。これは旧帝大全般において首都圏の高校が占有率を高めていることを示しています。
 よく、東大は、首都圏にある高校出身者の比率が高まったことで、ローカル化により地位が低下し、京大は、関西圏にある高校出身者の比率が低下したことで、全国化により地位が向上したという論調があります。なぜか、前者は東日本大震災による地元指向の高まりで、後者は京大の学術面が評価されたという別個の説明がされています。
 しかし、全体を数値化したことで分かったのは、この10年間で起きたことは、首都圏の高校生がより全国指向になったということでしょう。京大の学術面が評価されたというは間違いではないですが、旧帝大の学術面が首都圏の高校生に評価されたというほうがより適切です。そのなかでも、京大、東北大、北大において首都圏の高校による比率が急速に高まっています。特に東北大は、首都圏の高校生から見て、有力な志望大学と見なされるようになりました。