東大理三級理一志望者 - 2017年

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※この記事の投稿日は6月18日です。

 2017年も、東大理一、理二受験者で、理三の合格最低点を上回った人数を推定してみます。

標準 合格者 左の 合格者 左の 理三 左の 理三
偏差 最低点 偏差値 平均点 偏差値 最低点 偏差値 合格数
理一2017 43.0 347 52.3 378 59.5 408 66.4 137.0
理二2017 44.2 335 55.3 363 61.6 408 71.8 26.9
理三2017 41.4 408 56.4 433 62.5 408 56.4 98.0

 理一、理二、理三の標準偏差は、それぞれ、43.0, 44.2, 41.4 です。まず、それぞれの科類に合格するための、最低点とその偏差値を推定します。理一、理二、理三は、347(52.3), 335(55.3), 408(56.4)です。理三の合格最低点は408点です。理一、理二で、408点を取るために必要な偏差値を推定すると、66.4 と 71.8 です。正規分布表から各科類の受験者で該当偏差値を上回った人数を推定します。それぞれ、137人と 26人です。

理三 理一 理二 理三 理系 備考
最低点 理三級 理三級 合格数 理三級
2005 382 68 23 80 171 旧後期
2006 395 71 19 80 170
2007 386 62 15 80 157
2008 378 88 22 90 200 新後期
2009 380 110 44 98 252 定員増
2010 364 152 63 100 315
2011 393 76 32 100 208
2012 383 187 33 100 320
2013 370 160 23 100 283
2014 372 113 27 100 240
2015 377 175 25 100 300
2016 389 118 21 98 237 後期無
2017 408 137 26 98 261

 上記の表は、2005年から、理三合格最低点を上回った理一と理二の理三級合格者数を推定したものです。2007年は、後期全廃推薦導入2年目です。理三の合格最低点は上がりましたが、理三の難化というより、入試問題が易化したのが原因でしょう。理一、理二も合格最低点が20点程度上昇しています。結果的に理三のハードルは下がり、理一受験者で理三の合格点を上回ったのは137人となり、2016年より増えました。