指標定義2016 - 七帝早慶調整率、表示形式変更

スマホで表を見る場合、画面を横向きにし、必要ならPCビューにしてください。

※この記事の投稿日は10月22日です。

 2016年の七帝早慶調整率を北海道から和歌山県まで紹介してきたのですが、何か筆が進みません。最大の原因は私の胆力のなさであるのは確かですが、他の原因を考えると、どうも表に掲載する数字の選択に問題がありそうな気がしてきました。
 確かに順位付けは、絶対数よりも率が重要です。学年100人で東大20人の学校と学年1000人で東大100人の学校では、前者が東大率20%、後者が東大率10%で前者のほうが平均学力は高そうです。だから、順位を率で決めるのは合理的です。ただ、副次的な情報として、20%とか10%とかが記憶に残る数字かといえば、それほど記憶に残る数字とは思えません。学年生徒数にかかわらず、A校から東大20人、B校から東大100人というほうが記憶に残ると思います。
 ということで表示形式を各大学の合格率ではなく、合格数に変更して、七帝早慶調整率の表を2010年から2016年までを再掲載します。ただ、下一桁の値は、「x」でマスキングします。このブログは週刊誌の大学合格特集のデータを加工して分析するブログであり、週刊誌のデータを掲載するブログではないからです。(週刊誌のデータを引用するときの許容範囲は明確ではありませんが、限度を超すと引用の範囲を越える可能性があります。)
 このブログの影響力など微々たるものでしかありませんが、このブログを読むことで大学合格実績と進学校に興味を持ち、分析結果に賛否はあっても、実際に週刊誌を購入し、週刊誌の記事を読むひとが増えることが目的です。そうすることで、今後も週刊誌が大学合格特集を組んでくれることが願いです。
 七帝早慶調整率2016の特集は、残りの鳥取県から沖縄県までも旧表示形式で続けます。また、旧表示形式の順位表も削除したりせす、[順位表一覧*1]の記事にリンクは残しておきます。

表示例

  • 東大早慶調整率=最大(東大、平均(東大、早大÷6、慶大÷3))÷卒数
  • 七帝早慶調整率=東大早慶調整率+(京大÷2+阪大÷3+名大÷4+東北÷5+九大÷6+北大÷7)÷卒数
  • TSK:東大早慶調整率、TH:東北大合格数、NSK:七帝早慶調整率、前位:前年順位
  • 下一桁は[x]でマスク → 表示例のためマスクせず

校名 TSK TH NSK 前位
1 △筑波駒場 162 102 69 58 62.96 4 1 1 1 1 64.77 1
2 ○灘 218 94 40 31 43.12 47 17 1 2 2 56.87 2
3 ○開成 400 170 283 168 42.50 11 1 2 6 9 44.70 3
4 栄光学園 176 57 95 71 32.39 10 3 2 5 36.43 10△
5 東大寺 219 37 21 25 16.89 65 17 1 2 1 4 34.96 8△
6 ○麻布 299 94 192 126 31.44 14 1 3 9 34.52 9△
7 聖光学院 228 71 136 120 31.14 7 1 1 2 33.03 6▼
8 甲陽学院 205 29 19 9 14.15 54 28 1 1 1 3 32.38 5▼
9 ○大阪星光 194 13 30 28 6.70 58 28 1 1 1 2 26.93 12△
10 ◎久大附設 200 37 37 20 18.50 10 11 1 40 5 26.62 13△


計算例(筑波駒場)

  • 東大早慶調整率=Max(102, Ave(102, 69÷6, 58÷3)÷162
    • =Max(102, (102+69÷6+58÷3)÷3)÷162
    • =Max(102, 44.3)÷162=102÷162=0.6296
  • 七帝早慶調整率=東大早慶調整率+(4÷2+1÷3+1÷4+1÷5+0÷6+1÷7)÷162
    • =0.6296+0.0181=0.6477