閉鎖通学圏分析2016 - 東京・国私立

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※この記事の投稿日は9月19日です。

 最後は、3.38% 減らした東京・国私立です。

都県・区分 2015 割合 2016 割合 増減
東京・私立 1038 58.84% 975 55.46% ▼3.38%
合計 1764 1758

 昨年は東京・国私立が好調だったのですが、今年はその反動で不調になりました。しかも昨年の増加分を大きく上回る減少です。長期的な減少傾向に戻りました。

区分 増減 茨公 茨私 千公 千私 埼公 埼私 東公 東私 神公 神私
東私 ▼3.38 -0.61 -0.81 -2.13 0.17

 まず、東京・公立への流出が 2.13% です。これは、高校受験では東大合格層は公立を指向していることを意味します。中学受験でも徐々に都立一貫校への流出が始まっています。同時に、埼玉・私立へ 0.81%、千葉・私立へ 0.61% の流出が見られ、周辺県からの東大合格層が以前ほど都内に来ていないことを意味します。神奈川県からは若干の流入があります。神奈川県は、既に私立が成熟していますから、埼玉・千葉ほど、新興私立の成長余力はないのでしょう。