※この記事は6月15日に書いています。
今まで個別の大学を見てきましたが、地方により目指す旧帝大が異なるので、上位陣の顔ぶれが変わるのも当たり前です。ここで、旧帝大のうちどれか一つでも二桁合格をしている高校を数えます。この場合、東大と京大双方に二桁合格をしていても重複は許さずに1校とみなします。
位 | 都道府県 | 2010年人口 | 校数 | 百万人当たり |
---|---|---|---|---|
1 | 奈良県 | 140万人 | 10校 | 7.14校 |
2 | 佐賀県 | 85万人 | 6校 | 7.06校 |
3 | 福岡県 | 507万人 | 25校 | 4.93校 |
4 | 北海道 | 551万人 | 26校 | 4.72校 |
5 | 山形県 | 117万人 | 5校 | 4.27校 |
6 | 愛知県 | 741万人 | 31校 | 4.18校 |
7 | 宮城県 | 235万人 | 9校 | 3.83校 |
8 | 岩手県 | 133万人 | 5校 | 3.76校 |
9 | 秋田県 | 109万人 | 4校 | 3.67校 |
10 | 長崎県 | 143万人 | 5校 | 3.50校 |
奈良県が堂々の1位です。特に阪大二桁合格校が多数あります。2位は佐賀県で、こちらは、九大二桁合格校が充実しています。3位、福岡県は九大の地元、4位、北海道は北大の地元です。5位、山形県は東北大二桁合格校が多く、6位、愛知県は名大の地元、7位、宮城県は東北大の地元となっています。8位、岩手県、9位、秋田県は東北大への門戸が広く、10位、長崎県は九大への門戸が広いところです。
このように、旧帝大への間口の広さは、奈良県の除き、北大、東北大、名大、九大など、地方色に強い旧帝大合格校が多い道県が上位に来ます。