東大相当率2015 - 51位〜60位

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※この記事は4月25日に書いています。5月9日に更新しました。

 今回は51位から60位の進学校を紹介します。

  • 左から、順位、校名、都道府県の略称、卒数(下二桁を[x]でマスク)、東大率、京大率、阪大率、名大率、東北率、九大率、北大率、早慶調整率、医学科調整率、東大相当率、昨年順位
  • △印は国立、○印は私立男子校、●印は私立女子校、◎印は私立共学校、無印は公立校

校名 TH SK 東相率 昨位
51 ○暁星 1xx 8.6 1.1 0.6 2.3 1.7 1.7 11.82 104△
52 茨木 3xx 0.3 9.2 18.5 0.3 0.6 0.6 0.3 11.59 80△
53 金沢泉丘 3xx 2.8 6.9 8.0 2.1 3.6 1.3 2.6 0.8 11.54 106△
54 札幌北 3xx 2.2 1.6 2.5 3.2 0.3 39.8 1.3 11.53 84△
55 四日市 3xx 3.1 6.2 2.8 12.7 0.8 1.4 0.6 11.27 93△
56 ●豊島岡 3xx 8.7 1.2 0.6 1.2 0.6 0.6 0.2 1.2 11.17 61△
57 慶應志木 2xx 11.1 11.15 68△
58 慶応義塾 7xx 11.1 11.11 65△
58 ◎慶応SF xx 11.1 11.11 64△
58 ●慶応女子 xx 11.1 11.11 71△

 51位は暁星です。富裕層の割合が高い進学校で、東大率8%、旧帝医率2%となっています。昨年104位から大きく順位を上げてきました。いわゆる新興私立と違い伝統校なので、順位の変動で人気が上下することはありません。52位の茨城は大阪府立の三番手です。阪大率19%が得点源となっています。53位の金沢泉丘は今年は好調でした。昨年106位から大きく順位を上げてきています。北陸の進学校ですが、名大率よりも、京大率と阪大率が高くなっています。
 54位の札幌北は北大率40%と、札幌南を上回る北大集中度になっています。東大率も旧帝医率もそれほど高くないので、北大指向がより際立っています。55位の四日市は名大率13%です。京大率も6%と高めです。56位の豊島岡は、女子校三番手です。東大率8%です。地方旧帝医の合格もあります。
 そして、この範囲で何よりも気になるのが、57位から四校並んだ慶応大学附属校です。それぞれ、慶応義塾志木、慶応義塾慶応義塾湘南藤沢、慶応義塾女子となっています。これらの高校は週刊誌では内部進学の数字は出していません。毎年、6月ごろに内部進学情報を学校HPで公開します。いずれにしろ、内部進学率95%を超えているのは確実なので、内部進学100%と仮定して、東大相当率を計算しています。例えば、慶応大学附属校から卒数300名100%内部進学した場合、東大相当率は以下の値になります。

  • 東大相当率=東大率+旧帝大調整率+早慶調整率+医学科調整率
    • 東大率=0÷300=0
    • 旧帝大調整率=(0÷2+0÷3+0÷4+0÷5+0÷6+0÷7)÷300=0
    • 早慶調整率=(0+0÷6+300÷3)÷3÷300-0÷300=0.1111
    • 医学科調整率=(0+0+0+0+0+0+0)÷300=0
  • 東大相当率 =0+0+0.1111+0=0.1111

 附属校と進学校を同じ指標で評価するのは不思議に思うでしょうが、このブログの指標は東大相当率も東大早慶合格率も合格数のみに着目して、学校や地方による例外規定は設けません。したがって、慶応大学附属校は11%として評価されます。上記の表で慶応志木が高いのは、外部進学で早大の合格者がいるためです。残りの三校は現時点で合格実績が公開されていませんので、すべて同じ推定値になっています。