東大前期日程合格発表動向2015 - 日比谷と西の7年周期

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※この記事は3月17日に書いています。

 3月17日は、サンデー毎日の発売日で早慶合格数の公開と東大判明率が高まりましたが、ブログの日付はまだ3月16日なので、3月16日までに判明した情報で記事を書きます。いつもならサンデー毎日は月曜日の午後に駅で早売りが始まるのですが、今年は3月11日が水曜日だったため、3月16日だと5日しか経過しておらず、記者さんも忙しすぎるので、火曜日の3月17日にしたのでしょう。
 過去3回の記事では好調な一貫校を扱ったのですが、比較対象として、好調な高校単独募集校を扱ってみます。代表例として日比谷と西です。

  • 日比谷:対象期間東大合格者数の相関係数(2015年は前期合格分のみ)
周期 比較対象期間 相関係数
3年 2010年〜2012年 と 2013年〜2015年 -0.992
4年 2008年〜2011年 と 2012年〜2015年 +0.974
5年 2006年〜2010年 と 2011年〜2015年 +0.368
6年 2004年〜2009年 と 2010年〜2015年 -0.592
7年 2002年〜2008年 と 2009年〜2015年 +0.472
8年 2000年〜2007年 と 2008年〜2015年 +0.421
9年 1998年〜2006年 と 2007年〜2015年 +0.475

 日比谷は見事に4年周期が判明しました。高校募集の場合、4年前の実績を見て入学し、大学受験に臨むのですから、非常に分かりやすい結果です。日比谷は4年毎に躍進していることが分かります。

  • 西:対象期間東大合格者数の相関係数(2015年は前期合格分のみ)
周期 比較対象期間 相関係数
3年 2010年〜2012年 と 2013年〜2015年 -0.140
4年 2008年〜2011年 と 2012年〜2015年 -0.975
5年 2006年〜2010年 と 2011年〜2015年 +0.411
6年 2004年〜2009年 と 2010年〜2015年 +0.550
7年 2002年〜2008年 と 2009年〜2015年 -0.441
8年 2000年〜2007年 と 2008年〜2015年 +0.409
9年 1998年〜2006年 と 2007年〜2015年 +0.089

 西は全く異なる傾向を見せています。強い正の相関が全く見つかりません。4年周期に至っては−0.975と強い負の相関が出ています。そういえば、埼玉県でも栄東と開智で似たような傾向を見ました。栄東ははっきとした8年周期、開智には周期が見つかりませんでした。
 もしかしたら、中学募集の7年(8年)周期や高校募集の4年周期はその地区のトップ校のみなりたち、競合校はその影響を受けて相関係数が強まらないのかもしれません。