東大前期日程合格発表動向2015 - 開智と栄東の7年周期

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※この記事は3月15日に書いています。

 今回は1月の併願校として選ばれる開智と栄東について調べます。両校とも共学校で高校募集があります。附属小学校もあります。開智は東武スカイツリー線が主な通学路線(所在地は東武野田線)で、栄東はJR宇都宮線が主な通学路線です。

  • 開智:対象期間東大合格者数の相関係数(2015年は前期合格分のみ)
周期 比較対象期間 相関係数
3年 2010年〜2012年 と 2013年〜2015年 -0.792
4年 2008年〜2011年 と 2012年〜2015年 -0.147
5年 2006年〜2010年 と 2011年〜2015年 +0.241
6年 2004年〜2009年 と 2010年〜2015年 +0.399
7年 2002年〜2008年 と 2009年〜2015年 +0.134
8年 2000年〜2007年 と 2008年〜2015年 +0.387
9年 1998年〜2006年 と 2007年〜2015年 +0.220

 なんと開智には全く周期が見出せません。すべての周期で正の強い相関関係がありません。高校募集はありますが、高入生の寄与はほとんどありません。強いていうと附属小からの生徒が実績の相関を打ち消しているのかもしれません。

  • 栄東:対象期間東大合格者数の相関係数(2015年は前期合格分のみ)
周期 比較対象期間 相関係数
3年 2010年〜2012年 と 2013年〜2015年 -0.034
4年 2008年〜2011年 と 2012年〜2015年 -0.526
5年 2006年〜2010年 と 2011年〜2015年 +0.413
6年 2004年〜2009年 と 2010年〜2015年 -0.461
7年 2002年〜2008年 と 2009年〜2015年 -0.454
8年 2000年〜2007年 と 2008年〜2015年 +0.848
9年 1998年〜2006年 と 2007年〜2015年 -0.410

 栄東の場合。7年周期ではなく8年周期のようです。渋幕や渋渋と似ています。併願校選定にあたって5年生の3月ではなく4年生の3月が鍵になるという理屈も一定の説得力があります。