私学躍進史 - 全都学区時代の東大初二桁

スマホで表を見る場合、画面を横向きにし、必要ならPCビューにしてください。

※この記事は10月26日に書いています。

 全都学区時代とは2006年から2014年現在までを指し、都立高校が進学校として復活の兆しをみせはじめた時代です。この時代に初二桁を達成したのは、私立が10校です。

校名 初二桁 人数 最高 人数 最終 回数
36 渋谷教育学園渋谷 2007年 23名 2007年 23名 2014年 7回
37 桐蔭学園中教 2008年 14名 2008年 14名 2014年 4回
38 公文国際学園 2008年 11名 2008年 11名 2012年 2回
39 ◎栄東 2009年 11名 2014年 14名 2014年 5回
40 横浜雙葉 2009年 11名 2009年 11名 2009年 1回
41 サレジオ学院 2010年 11名 2010年 11名 2010年 1回
42 ◎開智 2011年 17名 2011年 17名 2014年 3回
43 世田谷学園 2012年 12名 2012年 12名 2013年 2回
44 逗子開成 2013年 14名 2013年 14名 2013年 1回
45 鴎友学園女子 2013年 11名 2013年 11名 2013年 1回

 期間の長さは、小学区単独選抜時代と全都学区時代がちょうど同じ9年間になりましたが、東大初二桁校の数が大幅に増えています。渋谷教育学園渋谷を除き、山手線沿線やその内部の学校ではありません。郊外型私立時代の到来です。従来は、都心で一貫校が成長していましたが、通学時間の都合から、郊外で新興私立が成長を始めました。
 地域的にも東京都3校、神奈川県5校、埼玉県2校となっています。東京都の3校も渋谷から南西方面の高校で、これに神奈川県の5校をあわせると実に8校が首都圏の南西方面です。