一橋大、東工大と七帝大の研究 - 導入

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 一橋大と東工大は七帝大(=旧帝大)と同じく国立大学であり、難易度も、七帝大に匹敵し、しかもその中でも上位に位置します。
 ただし、一橋大と東工大の性格付けはどのようなものでしょうか。東大の京大は間違いなく全国帝大と定義していいでしょう。東大は全国から優秀な生徒を集めているのに間違いありません。一部、東京都内高校の独占率35%を問題にする論がありますが、東京都の高校自体が既に周辺県から優秀層を集めていること、しかも、東京都を含む首都圏人口が全国の30%近くに達していることから、東京都と首都圏に独占率は、自宅通学ができるという地の利を考えると、独立率は高くありません。次に、京大の場合は、関西圏の独占率が高い傾向にありますが、それでも北海道から九州まで優秀な生徒が志望しています。
 一方、他の旧帝大は、地方帝大と定義できるものです。北大、東北大、名大、阪大、九大は、日本を5分割して、それぞれの地区の優秀層を集めています。境界線は年度により異なりますが、これらの5大学が核となっています。また、理系志望者にとっては、研究費の面から、自宅から通える私大理系より地方帝大を目指す傾向にあり、これらの5大学は全国から学生を集めます。
 それ以外の国立大学になると、地元指向が強くなり、県内もしくは、隣県、さらに隣々県が影響圏になります。医学部だけは、経済面から、全国から学生を集めています。
 上述の分類のなかで一橋大、東工大はどこに分類されるのでしょうか。実態を探ってみます。