都立2014 - 導入

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 都立高校からの東大合格者数は2013年の140名から138名と今年は昨年より2名ほど減少しました。
 流石にこれで都立復活も頭打ちであると思う人はあまりいないようです。特に中学受験では2月1日の受験者が今年も減り、逆に、全ての都立一貫校は直前の実績が何であれ、人気が衰えることはありません。中小塾は都立対策にシフトして生き残りを掛けています。
 都立一貫校の受験者が減っているという向きもありますが、人気低迷というよりも、都立一貫校の受検ノウハウが蓄積してきたために、お試し受検層が減ってきただけで、合格者の質は保たれています。

校名 2013 2014
重点校 (110) (110)
日比谷 29 37
西 34 31
都立国立 22 24
八王子東 9 7
戸山 10 6
青山 1 3
立川 5 2
中教校 (13) (12)
小石川 5 6
桜修館 6 3
立川国際 0 2
区立九段 2 1
併設校 (11) (11)
白鴎 5 5
両国 5 3
都立武蔵 1 3
特推校 (4) (2)
国分寺 1 1
国際 0 1
新宿 2 0
小山台 1 0
その他 (2) (3)
新宿山吹 0 2
北園 1 1
三田 1 0
合計 140 138

 中高一貫校の実績はタイムカプセルのようなものです。都立一貫校の実績は6年前に中学入試を行った生徒が出すもので、同様に都立重点校の実績は6年前に中学入試を行わなかった生徒が3年前に高校受験(一部、私立校からの転籍組みもあり)を行った生徒が出すものです。6年前とは2008年で、中受ピークの年でした。2月1日受験の受験者率が最も高い年です。この年を境に、2月1日(私立一貫校)の受験者数は激減を始めました。2月3日(都立一貫校)と、高校受験に受験生が移動し始めた年です。
 その意味で、2014年の大学入試は、2011年の白鴎から始まった都立一貫校の躍進が踊り場に差し掛かって調整が入った年になります。
 都立からの東大合格者138名の校種別に分析していきます。