現時点ではまだ神奈川県公立の復権は始まったばかりです。伝統の湘南と、地の利の翠嵐という構造で、復権の歯車が回りはじめたばかりです。2年、3年と経過を待つと、神奈川県も大きな変動が来るような気がします。
以下で2005年以後の両校による東大合格者数の推移を紹介します。
年度 | 湘南 | 翠嵐 | 合計 |
---|---|---|---|
2005年 | 9 | 3 | 12 |
2006年 | 9 | 5 | 14 |
2007年 | 11 | 4 | 15 |
2008年 | 8 | 9 | 17 |
2009年 | 8 | 14 | 22 |
2010年 | 11 | 10 | 21 |
2011年 | 10 | 9 | 19 |
2012年 | 21 | 11 | 31 |
2013年 | 14 | 17 | 31 |
2014年 | 17 | 22 | 39 |
2005年が近年では最低数でした。2007年に湘南が6年ぶりの二桁合格、2009年に翠嵐が、実に17年ぶりの二桁合格です。2010年に両校が二桁そろい踏みをして、2012年以後は両校とも3年連続二桁です。最近では湘南17名、翠欄22名と両校とも20名合格の水準です。2年後か3年後に両校あわせて60名台になると思います。そうなると神奈川県に雁行現象がおき、公立と私立の勢力図に大きな変化が現れると思います。