東大早慶合格率ランキング2014 - 51位〜60位

スマホで表を見る場合、画面を横向きにし、必要ならPCビューにしてください。

[種]の欄は、国:国立、公:高校募集のみの公立、中:公立中高一貫校、高:高校募集のみの私立をそれぞれ意味します。空欄は私立中高一貫校です。○印は男子校、●印は女子校、◎印は共学校、[昨東] は昨年度の東大率、[昨位]は昨年度順位です。△は上昇、▼は下降です。

校名 卒数 東率 早率 慶率 早慶 昨東 昨位
51 洗足学園 2xx 2.5 19.7 19.2 12.20% 1.6 68△
52 大宮 埼◎ 3xx 3.6 24.4 13.0 12.00% 3.0 65△
53 逗子開成 2xx 1.9 23.8 18.2 11.90% 5.4 32▼
54 柏陽 2xx 1.4 30.8 14.7 11.47% 1.1 51▼
55 青山 2xx 1.1 37.6 11.3 11.11% 0.4 70△
56 昭和学院秀英 千◎ 2xx 1.9 29.0 13.0 11.03% 0.3 87△
57 頌栄女子学院 2xx 0.5 21.7 19.9 10.71% 1.4 36▼
58 吉祥女子 2xx 1.2 37.2 8.9 10.39% 1.8 66△
59 船橋・県立 千◎ 3xx 3.1 21.4 9.8 9.89% 2.8 64△
60 東京都市大 2xx 0.9 29.8 12.0 9.85% 0.4 97△

 今回は51位から60位までのレンジです。上位レンジから下降組みは逗子開成と頌栄です。逗子開成は昨年あまりにも好調だったために今年は揺り戻しですが、昨年水準に戻りました。ただ、一度、東大二桁合格を達成すると、周囲の学校を見る目、教員、在校生の士気が全くことなりますから、再度、上昇の機運はくると思います。
 頌栄は大幅ダウンです。頌栄の場合、早大合格数が大幅に減ったのが原因です。110人から48人です。確かに帰国子女の多い頌栄は推薦やAOで合格数を稼いでいたのは分かりますが、前年度までの集計方法にも若干の疑念が残る大幅減です。学校集計にどんぶり勘定的なものはなかったのでしょうか。東大の合格者数は、当人が進学することもあり、どんぶり勘定は不可能ですが、早大は必ずしも進学するわけでなく、複数学部の合格もありますから、学校側も正確な数値をつかみにくいものです。
 首都圏には、他にも頌栄と似た傾向の早大合格者数大幅減の学校があり、この意味では、早大による高校別合格者数の公式発表値は、学校評価ブログに正確なプラチナデータを提供するという意味で革命的なことです。来年以後も続けてほしいと思います。
 次に、下位レンジからの上昇組みは、洗足、大宮、青山、昭和秀英、吉祥女子、県立船橋、都市大付属と実に7校に上っています。下降組みと上昇組みを合わせるとこのレンジは、10校中9校がレンジ移動がありました。スクランブル交差点のようです。
 洗足は以前は帰国子女の学校というイメージでしたが、私大だけでなく、東大合格者数も6名にまでなり、神奈川県央の受験生にとって、女子御三家の次に位置するステータスを得るようになりました。このあたりは埼玉県民にとっての浦和明の星と性格が似ています。
 大宮、青山、県立船橋は高校募集のみの公立高校です。大宮は公立共学校として埼玉県トップの地位を確立しました。青山は、進学指導重点校を外すとかいわれていますが、東大早慶合格率で10%を超えたのは初めてです。船橋高校生クイズ選手権で活躍しましたが、その学年以後は、士気が高まっているようです。東大二桁も久しぶりです。
 昭和秀英は、独立した記事*1として扱いました。近隣に難関校があっても、必ずしも不利になるわけではありません。家電量販店は単独であるより複数隣接しているほうが売り上げがあがります。それは、価格や品質を比較検討できるからこそ、足を運ぶからです。学校も隣接していると学校説明会等で、足を運ぶ回数が増え、無意識のうちに親しみが湧くからでしょう。
 吉祥女子は若干の上昇です。都市大付属は、名前を変えた効果か午後受験効果か急激に伸ばしてきました。
 最後は、唯一同一レンジに留まった柏陽です。若干のランクダウンですが、神奈川県公立も今後が楽しみです。