今年は週刊誌の記事でも駒場東邦大躍進とあります。確かに東大合格者数７３名は創設以来最多記録です。ただ、６０台は頻繁に出しており、今年が際立ってすごいわけではありません。１９９４年に６５名、２００１年に６８名、２０１２年に６９名の合格者を出しています。実は、２００８年と２００９年は３０台に落ち込んでいて、駒場東邦も都立復活の影響でもう終わりかといわれた時代がありました。そこから見るとよく回復したものです。
駒場東邦にとって、大切なのは絶対数ではなく、ある隣接校との相対数なのです。駒場東邦は２月１日単日募集校ですが、２月３日にある隣接校の併願校として選ばれます。難易度的に開成、麻布より低く、相対的に確実に合格できる学校として選ばれます。しかも、相互に隣接しているのどちらに通っても通学時間が変わらないというメリットがあります。そして、７３名という数字は、その隣接校が２００８年に出した７５名に非常に近い数字です。
以下にその隣接校との位置関係を示します。
東大前期日程合格発表動向2014 - 双星立つ、駒場東邦
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