今年の受験結果は首都圏では去年からの流れが続いていて意外性のある記事が書けないんですよね。例えば『学住近接』や『都立復活』は今年も続いていて、去年では前期日程だけで、顕著な変化が見られたのですが、今年は、去年と全く同じ流れが続いており、だからこそ、後期の数字を待って記事にしたほうがいいような気がします。
本題に戻って、まず、今年の好調な都道府県と、不調な都道府県を紹介します。
2013年前期判明同時期
|
公 |
私 |
国 |
計 |
神奈 |
41 |
203 |
0 |
244 |
京都 |
9 |
29 |
0 |
38 |
山梨 |
8 |
4 |
0 |
12 |
北海 |
28 |
7 |
0 |
35 |
茨城 |
33 |
19 |
0 |
52 |
|
2014年前期判明
|
公 |
私 |
国 |
計 |
神奈 |
52 |
220 |
0 |
272 |
京都 |
16 |
39 |
3 |
58 |
山梨 |
18 |
9 |
0 |
27 |
北海 |
26 |
22 |
0 |
48 |
茨城 |
44 |
19 |
0 |
63 |
|
増減
|
公 |
私 |
国 |
計 |
神奈 |
11 |
17 |
0 |
28 |
京都 |
7 |
10 |
3 |
20 |
山梨 |
10 |
5 |
0 |
15 |
北海 |
-2 |
15 |
0 |
13 |
茨城 |
11 |
0 |
0 |
11 |
|
神奈川県が28名増やしています。ただ、神奈川県は公立も私立も合格実績の発表に消極的なので、去年、たまたま判明率が低くて、最終的には例年通りになる可能性があります。京都府が20名増やしています。皮肉にも京大のお膝元である京都府で東大合格者数が公立も私立も増えています。これは、2012年以後の震災で一時的に東大を避けていた層がまた東大に戻ってきたと思われます。
次に、山梨県が今年は絶好調です。倍増しています。東京都隣接県なので、本来であれば今年程度の数字は残しておかしくありません。北海道の13名増は、私立北嶺高校が好調だったのが理由です。一方、茨城県の11名増は、県立水戸第一高校が牽引しています。
2013年前期判明同時期
|
公 |
私 |
国 |
計 |
東京 |
130 |
692 |
96 |
918 |
千葉 |
38 |
87 |
0 |
125 |
広島 |
11 |
36 |
21 |
68 |
青森 |
13 |
0 |
0 |
13 |
栃木 |
34 |
3 |
0 |
37 |
愛媛 |
13 |
24 |
0 |
37 |
福岡 |
46 |
33 |
0 |
79 |
|
2014年前期判明
|
公 |
私 |
国 |
計 |
東京 |
127 |
669 |
77 |
873 |
千葉 |
37 |
65 |
0 |
102 |
広島 |
4 |
29 |
22 |
55 |
青森 |
4 |
0 |
0 |
4 |
栃木 |
23 |
2 |
0 |
25 |
愛媛 |
8 |
20 |
0 |
28 |
福岡 |
31 |
39 |
0 |
70 |
|
増減
|
公 |
私 |
国 |
計 |
東京 |
-3 |
-23 |
-19 |
-45 |
千葉 |
-1 |
-22 |
0 |
-23 |
広島 |
-7 |
-7 |
1 |
-13 |
青森 |
-9 |
0 |
0 |
-9 |
栃木 |
-8 |
-1 |
0 |
-9 |
愛媛 |
-5 |
-4 |
0 |
-9 |
福岡 |
-15 |
6 |
0 |
-9 |
|
今年の不調地区ですが、東京都が45名減らしています。東京都は有力校の未判明が多くこの数値は暫定値にすぎません。例年通りの結果に落ち着くと思われます。
千葉県の23名減は、私立の渋谷幕張が大きく減らしたのが原因です。広島県が13名と大幅に減らしています。青森県が9名減らしていますが、東北地方が今年、判明率が低く、ひょっとしたらまだ数名上澄みの余地があるかもしれません。栃木県は公立が不調です。昨年好調だった公立の合格者数が例年に数値に戻りました。愛媛県も低調。そして今年は福岡県の不調で、公立高校からの東大合格者数を大きく減らしています。