公立中高一貫校がやってきた - 北関東利根川戦線

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※この記事は2月11日に書いています。

 1月13日の記事『公立中高一貫校がやってきた - 導入』のコメント欄で北関東に関する言及がありました。北関東は公立トップ校に別学が多く、県境も非常に入り組んで私立進学校が成長しやすい場所なんです。
 私は、学校の教育成果なんて二次的なものだと思っています。都心でいくら素晴らしい教育の学校を設立しても、いきなりトップ進学校になることはありません。長期的に継続すればトップ校に成長可能性はあるかもしれませんが、その間に経営難に陥ったり、教育・受験制度の変革に対応できず、経営を維持するためには、大衆迎合的な路線をとらざるをえず、生徒集めのために、大学への推薦枠を競ったり、スポーツによる知名度向上路線で凡庸な学校になってしまいます。
 首都圏では、フロンティアとして郊外に私立が設立され、江戸川取手、渋幕、公文国際、栄東、開智が設立後短期間のうちに、東大二桁合格を達成しています。独自の教育を行い、短期間に成果を出すには進学校空白地帯に進出する必要があります。
 そして、最後に残されたフロンティアが北関東の利根川流域になります。ここには、公立一貫校として、茨城県の古河中教(B)、栃木県の佐野高校(C)、群馬県の市立太田高校(D)が設立されました。そして、私立として埼玉県の開智未来高校(E)が進出しています。


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