都立小中高一貫教育校 - なぜ選抜を行うのか

※この記事は8月25日に書いています。

 私立校と国立大附属校が選抜を行う理由を考えたことがありますか。普通に考えたら、優秀な児童・生徒を確保するためです。しかし、根本的な理由は「選抜を行わないと生徒が一人も来ない」からです。定員割れの学校は選抜を行わないという反論がありますが、それはたまたまであって、それらの学校も定員数を超えてくると、先着順や抽選などの方法で、選抜が必要になってきます。
 公立校は単純です。何もしなくてもその学区に住んでいる児童・生徒が自動的に入学してくるから選抜は必要ありません。同じ公立校でも義務教育外の高校からは、「選抜を行わないと生徒が一人も来ない」ので、選抜を行うようになります。
 私立、国立大附属、義務教育対象外の学校が選抜を行い、入学後、付加価値を提供し、それにみあった授業料を請求するのもわかります。特に高校からは誰もが受験できるからこそ、廉価な公立トップ校で教育を受けることに何ら不公平はありません。
 しかし、都立中高一貫や都立小中高一貫が、普通の公立校と同じ授業料で付加価値を提供するのは、納税者の公平性の観点から、やはり矛盾を感じます。家庭の事情で誰もが受験するわけではないからです。公立中高一貫校や公立小中高一貫校を否定はしませんが、私立並みの授業料は必要ありませんが、在校生家庭には何らかの対価を請求すべだと思います。