都立小中高一貫教育校 - (パブリックコメントの募集)

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※この記事は8月24日に書いています。

 パブリックコメントの募集開始日が8月22日です。速報性のあるニュースなので、記事にしておきます。簡潔にいいますと、今の6・3・3制から4・4・4制にして、先取り教育を行いましょうということです。
 私の結論では、公立中高一貫校でさえ、中学受験に送りこんだトロイの木馬であって、今の非常識な中学受験熱が解消されたのちには、高校受験主体の教育コースを充実させるべきだと思います。私は、公立校は「競争を否定すべきではない」が「エコ贔屓を肯定すべきでない」という考えです。その意味では、公立中高一貫校でさえエコ贔屓の一つなんですが、優秀な生徒の主戦場が中学受験となった今、その土俵に上がる必要があるので、必要悪として現状では許されるものだと思っています。
 まして、小中高一貫校は、小学生からの選別になり、もろに家庭環境による選別です。6歳の子供にとって相当不公平な制度です。こんなものを都立がやるべきでしょうかね。やるとすれば、「首都大学附属小中高」という位置づけにして、一旦、大学組織に移管すべきです。都の直轄となると、他の公立小とバランスが取れません。(大学直轄であれば、それ相応の教育費を請求できますから、準私立という扱いにできます。)

 ちなみに、この4・4・4制って、埼玉県の開智学園総合部の仕組みそのものなんですね。

 しかし、役人というのは、ゆとり教育で都立進学校をとことん潰してみたり、都立中高一貫校が軌道に乗ったら、今度は、都立小中高一貫校を提案してみたり、本当に限度を知らないというか、本来やるべきことは、そろそろ、一般の公立中の建て直しに注力する時期だろうが(怒り)。何で、役人がお受験なんかに参入するんでしょうかね(呆れ)。