センター試験廃止のニュース

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 センター試験廃止に関して、6月3日の記事『東大早慶合格率ランキング2013 - 完全高校募集校』に多数のコメントが付いていました。ちょうどブログの更新日時も6月7日を過ぎたので、ここでコメントしたいと思います。
 いろいろ、思惑はあると思いますが、高校3年生の夏休み以前に大学受験に関する行事を行うことだけは一切反対します。それ以外はケース・バイ・ケースだと思います。理由は単純、高校生なら高校の活動に集中しろということです。
 これは就職活動にも言えて、今年から解禁日を大学4年生に戻したみたいですが、昨年までは大学3年生の秋に内定が決まっているという状況もありました。これも大学生なら大学の活動に集中しろということです。企業側も大学3年生の秋から青田買いして何が面白いんでしょうか、長期の就職活動と多数の選別を行っても、数年で使い捨てするくせに、それなら、就職活動を大学4年の秋から短期間にして、少人数に対して来るものは拒まずの姿勢でいいでしょう。社員を育てる気もない企業が、いくら募集活動に時間をかけても節穴の目じゃ本当の人材を見抜けないでしょう。プレゼン・アピール人材ばかり集めても、下働きをする人材がいなければ、仕事は回りません。
 話はそれましたが、実はこのニュースの背景を詳しくは掘り下げていないんです。少なくとも、アメリカの入試のものまねならやめてください。アメリカの教育制度は世界最悪ですから*1、インサイダーとゴマすりが横行する世界ですよ。アメリカの教育制度が最高だなんて思う人はアメリカを外からしか見ていないひとです。アメリカが多数の人材を輩出できるのは、単純に外国語として英語を勉強する必要がなくて、自分たちのアイデアが世界標準規格になりやすいだけです。
 もちろん、アメリカと英語覇権の現実から逃げることはできませんし、その制約のものとで日本人は努力し、世界で活躍しなければなりません。だからといってアメリカと同じ教育制度にすれば、日本もアメリカ並みの人材が輩出できるなんて、馬鹿も休み休みに言えということですよ。
 皆さんの真摯なコメントに対して、まったくキャッチボールになっていませんが、私は以下の件に関してだけは条件反射的に断固反対します。

  • 受験機会の拡大のせいで高校生が本来の高校生活を送れないのなら反対
  • アメリカの教育制度のものまねなら、馬鹿も休み休みに言え

*1:もちろん、主観的な表現として世界最悪と行っているだけで、公平な入試制度のない国なんてたくさんあります。