東大二桁合格校列伝 - 1987年東京都(都立武蔵)

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※この記事は12月9日に書いています。

校名 初二桁 人数 最高 人数 最終 登場
183 都立武蔵 1987年 10名 1991年 12名 1991年 2回

 1987年は、東大京大ダブル受験が可能な年でした。これにより関西勢が大挙して東大を受験し、東大合格者数ランキングに大変動が起きました。また、初二桁合格校も10校にのぼり、これは、学校群以後では最多です。10校のうち8校が関西以西の高校で、東大京大ダブル受験の影響が如何に大きかったかわかります。
 東京都からは久々に都立高校が登場します。都立武蔵高校です。武蔵野市にあります。学校群のあとに導入されたグループ合同選抜により、単一学区であった多摩地区は学区が細分化されました。学校群時代は、立川・都立国立のツートップに優秀層に集中していたのですが、グループ合同選抜制度は多摩地区を4つの学区に分けることで優秀層を分断してしまいました。立川・都立国立は東大合格者数を激減させ、その代わりに都立武蔵高校が台頭してきたのですが、長続きはせず、結局、私立勢の波に呑まれてしまいました。