学校群15年史 - 1972年 22群(戸山+青山)全国1位

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  • 東大合格者数の推移
1971年 都県 1972年 都県
1 ◎灘 兵庫 124 1 22戸山+青山 東京 119 △3
1 △教育大附 東京 124 2 ◎灘 兵庫 115 ▼1
3 32西+富士 東京 116 3 32西+富士 東京 114
4 22戸山+青山 東京 112 4 △教育大附 東京 97 ▼2
5 △教附駒場 東京 103 5 △教附駒場 東京 84
6 11日比谷+九段+三田 東京 96 5 学芸大 東京 84 △4
7 ◎麻布 東京 84 7 ◎開成 東京 80 △1
8 ◎開成 東京 81 8 湘南 神奈川 78 △2
9 学芸大 東京 72 9 ◎麻布 東京 77 ▼2
10 湘南 神奈川 70 10 11日比谷+九段+三田 東京 75 ▼4
11 41小石川+竹早 東京 61 11 ラ・サール 鹿児島 74 △2
11 ◎武蔵 東京 60 12 栄光学園 神奈川 59
13 ラ・サール 鹿児島 59 13 旭丘 愛知 52
14 72立川+都国立 東京 58 14 浦和 埼玉 50 △1
14 浦和 埼玉 58 15 41小石川+竹早 東京 48 ▼4

[戸山高校]
 この年は特筆すべき年です。当時、正しく情報が分析できるブログがあれば学校群大成功という見出しをつけたでしょう。残念ながら、当時も今もマスコミは扇動的な記事しか書きません。一般的に広告費を払える陣営(私立高校)に有利な記事になります。
 22群(戸山+青山)が東大合格者数119名で全国1位を取った年です。残念ながら正式な記録にはなりませんでした。1950年から2012年までに、東大合格者数で全国1位を取った高校はわずかに5校です。しかし、もう一つ22群(戸山+青山)という幻の全国1位獲得校が存在していたことになります。そしてそのうち4校と幻の1校が学校群時代に1位を記録しています。それだけ進学校史ではダイナミックで興味深い時代だったということです。
 また、32群(西+富士)も全国3位かつ首都圏2位につけて、首都圏では都立高校群が1,2を独占しました。その次の3校が国立大学附属校で、私立勢はまだ首都圏で6番手の位置です。

  • 32群(西+富士)116→114
  • 22群(戸山+青山)112→119
  • 11群(日比谷+九段+三田)96→75
  • 41群(小石川+竹早)61→48
  • 学芸大附72→84

 その影で、11群(日比谷+九段+三田)と41群(小石川+竹早)が東大合格者数を徐々に減らしてきました。また首都圏私立では栄光学園が15位以内に初登場しました。