閉鎖通学圏分析2012 - 東大合格者数編、千葉私立

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 区分分析ですが、好調な区分から行くか、不調な区部から行くか迷ったのですが、やはり好調な区分から解説したほうが良さそうです。

都県・区分 2011 割合 2012 割合 増減
千葉・私立 50 3.18% 77 4.71% 1.52%
合計 1570 1636

 千葉県の私立は今年好調でした。渋谷幕張が東大合格者数で初の全国ベスト10にランクインしました。実は、クラス混合型の私立共学校としては初めてです。(桐蔭学園は男女別クラスの共学校です。男女別学校ともいいます。)いつかはトップ10に食い込むと言われていたのですが、入ってみると、それほど話題にはなりませんね。(ニュースにはなったようですが、トップ10そのものが注目を浴びたわけでなさそうです。)聖光がランクインしたときのほうが受験業界で話題になったような気がします。ここは過当競争にさらされている私立男子校と、フロンティがあると言われる私立共学校との差でしょうか?前者は金星、後者は必然とでもいいましょうか。
 渋谷幕張に限らず、久々に二桁合格した東邦大東邦、東大複数名合格の国府台女子、芝浦工大柏、そして、留学生で有名な暁星国際など、調子の良い私立が多かったようです。

区分 増減 茨公 茨私 千公 千私 埼公 埼私 東公 東私 神公 神私
千私 1.52 0.55 0.11 0.86

 閉鎖通学圏分析でも、茨城県からの流入が多いようです。茨城県を首都圏の閉鎖通学圏に含めるには議論もありますが、江戸川取手と土浦第一の影響は無視できず、含めています。結果的に千葉私立の好調は茨城県からの流入によります。そして、それだでは増分を補えず、東京都から千葉県への県内回帰組みを集めています。今年は同県の公立も好調だったので、県内で公私の移動はありません。(ミクロの動きは複雑ですが、マクロでは東京都からの県内回帰に単純化できます。)