V模擬W模擬と東大早慶合格率2011 - 偏差値64以上

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 V/W模擬偏差値と東大早慶合格率の相関を考えてみます。偏差値70で区切ったのは意味があって、これ以上の高校は東大合格数だけである程度の評価が可能になります。V/W模擬偏差値と東早慶率も見事に順位が一致しています。埼玉の北辰偏差値も高校の顔ぶれから、偏差値69が東大合格数評価指標の閾値になります。

偏差値 区部 早慶 多摩 早慶 中高一貫 早慶
74 日比谷 27.53%
73 西 23.44% 国立 18.58%
72
71
70 戸山 10.49% 八王子東 9.63%

 次の表は、偏差値64から69までの高校です。この位置になると東大よりも早慶合格数が、学校の評価を左右します。65以下になると早慶合格数だけは評価が怪しくなってきますが、64を閾値限界とみなします。これは埼玉の北辰模試が偏差値63、東早慶率1.0%を閾値にしたのと似ています。偏差値もちょうど1つずれています。

偏差値 区部 早慶 多摩 早慶 中高一貫 早慶
69 青山 6.69% 立川 6.03% 武蔵 8.85%
68 新宿 4.69% 国分寺 2.71%
67 国際 3.29% 両国 5.42%
66 小山台 4.12% 白鴎 6.47%
駒場 3.50%
65 三田 2.00% 武蔵野北 2.19% 大泉 3.19%
竹早 0.56% 南多摩 1.86%
富士 0.73%
64 小松川 0.84% 町田 1.15%

 どちらにしても、東早慶率で高校を判定できるのは、1.0%までです。それ以下だと、MARCHや日東駒専などのパラメーターも必要になります。北辰偏差値のときに明大や法大と偏差値との相関関係を見たのですが、意外にも、早大合格数が判定閾値以下になる高校と、明大合格数が判定閾値以下になる高校とでは、偏差値で2程度しか幅がなくて、苦労してパラメーターに加える割には、それほど意味がある指標にはなりません。これは、東大合格数の判定閾値が偏差値70、早慶合格数の判定閾値が偏差値64となり、偏差値で6程度も幅があり、その間で多くの高校が評価可能になるのと対照的です。
 中高一貫部をもつ都立高校は別枠で考える必要があります。現在は移行期間で、年度による募集人員が一定していません。また、偏差値も年度によって大きく変わります。この状態では、偏差値と東早慶率の相関関係を評価する意味がありません。