7年周期2011 (13) 筑波大附

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 筑波大附属は、小学校からの内部進学者、中学募集生、高校募集生と複雑な構成になっています。大学合格実績の主体が中学募集であれば7年周期、高校募集であれば4年周期が卓越しますが、どれも決定的なものはないようです。
 昨今、都立高校が大学合格実績を上げてくると、優秀層が都立高校に流れ、高校募集主体の私立・国立が苦戦しているようです。ところが、筑波大附属はそれほど落ち込んでいる印象ありません。むしろ一時の不振から盛り返している印象さえあります。同様の性格を持つ学芸大附属が中学募集では偏差値60前後しかないのに対して、筑波大附属は偏差値65を超えています。中学募集生もそれなりの実績を残していそうですし、最近は、雙葉や白百合のように小学校からの内進者が多い学校が好調なので、筑波大附属も小学校からの内進者が寄与しているのかもしれません。
 国立大附属の場合、実験校という性格上、カリキュラムが学術的内容に偏りすぎて、小学校・中学校からの内部進学者は、潜在的な能力の割には、大学受験では伸び悩むと言われていますが、最近はその常識も変わってきました。変わったのは、国立大附属のカリキュラムでなくて、公立小学校と中学受験のほうで、小学校6年間のゆとり教育と中学受験の技巧化により、あまりにも基礎が貧弱になっているのかもしれません。

  • 筑波大附、21年間東大合格数 827、7年周期相関率 42% → 60%
  • 筑波大附、18年間東大合格数 695、6年周期相関率 5% → 77%
  • 筑波大附、15年間東大合格数 576、5年周期相関率 65% → 65%
  • 筑波大附、12年間東大合格数 445、4年周期相関率 0% → 16%
年度 35⇔48 年度 31⇔50 年度 25⇔45
1991 3 ######## 1998 5 ## 2005 6 ###
1992 5 ## 1999 1 ########## 2006 1 ##########
1993 1 ########## 2000 2 ####### 2007 3 #######
1994 7 2001 4 ## 2008 7
1995 2 ######### 2002 6 # 2009 2 #########
1996 6 # 2003 7 2010 4 #######
1997 4 ######## 2004 3 ### 2011 5 #####