ドラゴン桜1

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ドラゴン桜(1) (モーニング KC)

 本当は、何か節目の日に言及する予定だったのですが、丁度本日コミックス全巻を読み終えたので、これも何かの縁なのでコメントします。漫画なので、30分もあれば一巻読み終えることは可能です。読破に時間が掛かったのは全巻を入手するのに苦労したからです。最初は家族が偶然1巻から10巻まで古本屋でそれぞれ100円で購入。私もこれなら先を読んでみたいという気になりました。ところがそれ以降の巻はなかなか100円では購入できません。古本屋もプロですから、最初の巻は安く売って、読者に興味を持たせて、11巻以後は350円以上の価格にしています。ネット通販の古本は実物が確認できず、特にコミックスの場合劣悪なものが多いので敬遠しました。
 その後、100円での購入はあきらめて、時間のあるときに古本屋に寄っては、350円の価格で連番に拘らず買い進めていきました。最終巻は早い段階で入手できていたのですが、途中の飛ばし読みはせずに、連番になったところまで読み進めました。最後まで入手できなかった18巻と19巻を本日500円程度の新刊で購入して、最終巻の21巻まで一気に読破しました。
 ドラゴン桜については、「この本のせいで、テクニックだけで東大に入る人が増えて東大のレベルが落ちた」と根拠のない批判も聞きます。東大のレベルが落ちた理由は、18歳人口に対する東大の定員枠が増えた*1ことが最大の理由です。あとは理系の場合、優秀な受験生が医学部を志望した分、入学枠が広くなったと言えます。ゆとり教育の影響もありますが、東大合格レベルの受験生になると、学校のカリキュラムによらずいつの時代でも一定水準は維持しているはずです。
 むしろドラゴン桜では受験の王道を再確認する内容が書かれています。全巻読んだことでようやくネタばらしにならない程度の引用が可能になりました。また機会を見ては触れていきたいと思います。