東大早慶合格率ランキング2011 - 不振校編 - 男子一貫校

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  • [種]の欄は、国:国立、公:高校募集のみの公立、中:公立中高一貫校、高:高校募集のみの私立をそれぞれ意味します。空欄は私立中高一貫校です。○印は男子校、●印は女子校、◎印は共学校
  • 卒数(下二桁は[x]でマスク)から右は、東大率、早大率、慶大率、東大早慶合格率、昨年東大率、増減
校名 卒数 東率 早率 慶率 早慶 昨東 増減
8 1xx 2.8 37.1 39.9 22.28% 6.3 -31.0%
12 3xx 1.6 24.6 11.8 9.64% 1.0 -26.5%
16 3xx 8.9 52.4 36.1 29.67% 12.9 -20.9%
17 3xx 26.0 49.7 41.8 48.19% 30.5 -20.4%

 S(8)は神奈川県の男子校です。前年度、大躍進だったので揺り戻しの可能性があります。2年前の数値よりは断然いいので、来年度、元に戻すことができれば、建て直しは可能だと思います。現時点では突っ込む材料も乏しいです。
 H(12)には厳しいコメントを残しておきます。最近中学受験では難関校の併願として偏差値が上がっている学校です。今年度の実績は6年前の入学者が出すものなので、過度の期待は禁物ですが、それでも前年度から26%も実績が落ちてしまったのは生徒だけの原因ではないでしょう。例えば、埼玉県にある複数の併願校は6年前の入学者の偏差値が必ずしも高くなかったにもかかわらず、きっちり実績を上げてきました。厳しいことを言いますと、せっかく塾や保護者の期待が高くなっているのにもかかわらず、生徒の資質以上の実績を出す指導をしないようでは、来年以後の中学入試の人気に響いてくるでしょう。
 A(13)は浪人率が高い学校です。長年最上位の実績を上げ続けている伝統校です。単年度の不振はあります。来年戻せば特に問題はないですが、あまり生徒や家庭に負担を掛ける浪人の実績にばかり期待していると長期的に敬遠されていくことになります。いくら伝統校と言っても、都立の「伝統校」にダブルスコアの差も付けられない状況に陥ると、同じ「伝統好き」の家庭なら都立を選ぶことになるでしょう。所詮、現時点での実績が伴わない「伝統校」なんてその程度のものです。東大合格数60が一つの分岐点です。
 K(17)は今年高校募集を停止したことで話題になりました。確かに高校募集で競争力を失ったので停止は賢明な判断なのでしょうが、だからこそ、その年はきっちり実績を残すべきだったでしょう。例えるのなら、苦手の選択単位を切り捨てたことで気が抜けてしまい、必須単位を落とした大学生という印象を受けます。