東大早慶合格率 (東早慶率)

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 まず、このブログで、各校の評価基準となる東大早慶合格率(以下、東早慶率)を紹介します。

早慶率=(東大合格者数+早大合格数÷6+慶大合格数÷3)÷卒業生数

 加重平均による評価は、よく受験雑誌が、広告主に有利になるように係数が選ばれる傾向があります。私には広告主はいないので、恣意的に係数を選ぶことはありませんが、なぜこの式を採用したか説明したいと思います。

(1)100名程度の少数精鋭校と500名を超える大規模校とでは、数で比較するのはいろいろ不都合があります。東大合格者数だけであれば、いくら1000人募集しても、それに見合った生徒を確保するのは不可能なので、それほど不都合がありませんんが、早慶の合格数は、1000人募集すれば、それに比例して数を増やすことが可能になります。早稲田合格数100以上を売り文句にしても、500名を超える大規模校では平均レベルでは早慶の合格は難しいところもあります。そもそも、100人程度の少数精鋭校では早大合格数の100人超えは常識的にはありえません。やはり早慶合格数まで含めると、率による比較のほうが合理的です。

(2)なぜ、6で割ったり、3で割ったりするのか?それは、東大の合格者数は3000人程度であるのにたいして、早稲田は18000件の合格を、慶應は10000件の合格を出します。同一大学の併願者や辞退者もいるので、大目に合格数を出しています。進学数ではなく合格数だけに限ると、慶應は東大の約3倍合格しやすく、早稲田は東大の約6倍合格しやすいことになります。実際には難易度も違うので、単純な比較はできないのですが、だからと言って難易度を客観的に数値化する指標もありません。ここは「The simple is the best.」で東大合格数1個と慶大合格数3個と早大合格数6個を同じ価値とすることにしました。

 最後に、このブログでは現役だけの数値を優先します。私は別に現役優先主義者ではありませんが、中学受験の偏差値を比較するには現役の数値に限定したほうが直接的な評価になります。