東大早慶調整率2009年以前 - 早大合格数未判明校の扱い

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※この記事の投稿日は4月1日です。

 2017年の大学合格発表も終わり四月になってしまいました。今年は一部好調な学校もあるのですが、いわゆる復活組みであり、これといった新顔がないので、速報的な分析はせず、もう少し詳細な合格数が確定してからじっくりはじめたいと思います。その間に過去の実績を整理していました。
 『私立中高受験年鑑』を整理して、1995年から2009年までの東大、早大、慶大の合格数を電子化しました。その中で、慶大は大学が高校別の合格数を公開するので正確な数値が入手できます。一方、東大の場合、1999年までは合格者の氏名を掲示板で発表したので、精度の高い数値が得られます。当時は、合否判定模試も、成績優秀者欄で氏名と所属高校名を合わせて、公開していたので、週刊誌側もかなりの精度で速報値が出せましたし、それこそ、署名校の東大合格数予測なんて特集が合否発表前に週刊誌で組まれることもありました。
 ところが、2000年に東大が合格者氏名の公表をやめてから、公立高校の中心に合格数が不明になりました。2000年は週刊誌側も高校側も正確な数値を把握できず、混乱していました。ただ、東大の合格数は関心の高いもので、2001年以後は、一部の高校を除き、高校側が合格者を把握するようになりました。
 そして、早大の場合、当時は大学側の公式発表もなく、高校側も関心が高くなく、仮に関心があっても膨大な合格数を管理できないという事情があり、2005年以前は、不明の高校が多数ありました。2014年からは早大も高校別合格数を発表するようになったので、確定値を入手することが可能になりました。
 前置きが長くなりましたが、2005年以前は早大三桁の合格校でも不明の場合があるので、東大早慶調整率で無視できないので、暫定的に東大に6をかけた数値を採用することにしています。

  • 早大判明校
    • 東大早慶調整率=MAX(東大率,(東大率+早大率/6+慶大率/3)/3)
  • 早大未判明校
    • 東大早慶調整率=MAX(東大率,(東大率+(東大率*6)/6+慶大率/3)/3)
    • =MAX(東大率,(東大率*2+慶大率/3)/3)