東大早慶調整数2015 - 東大潜在合格数

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※この記事は10月10日に書いています。

 前回の連載は「東大早慶調整率」だったのですが、今回から「東大早慶調整数」の連載を始めます。東大早慶調整数とは、東大早慶調整率に卒業生数を掛けたものですが、もともと、調整率自体が卒業生数で割った指標ですから、東大早慶調整数とは非常に単純で、「東大合格数」か、「東大合格数+早大合格数÷6+慶大合格数÷3」を平均した値か、両者のうち大きい値を採用します。これは、昨年に「潜在東大二桁校*1」の連載で扱った指標と同じです。
 確かに首都圏では東大合格数で進学校の勢いを判定しますが、それも東大合格数30人以上の学校に限定され、それ以下になると、東大合格数は伸びなかったけど、早慶の合格数は伸びたのでそちらを評価したほうがいい場合があります。実際、東大合格数だけが伸びることは珍しく、先行指標として、早慶の合格数が伸びてくるものです。特に東大合格5人に達しない学校では、東大合格数は最上位の優秀な生徒の数に過ぎず、実際の上位層は早慶の合格数で評価するべきです。
 また、東大進学を目標とする進学校と、早大・慶大への内部進学を目的とする附属校の比較もこの指標が目安となってきます。