※この記事は4月4日に書いています。
埼玉県は伊奈学園がいち早く公立中高一貫校に参入しましたが、杓子定規の抽選のため、全く選抜試験が機能せず、敬遠されてしまいました。(後に抽選を廃止したらしいです。)
一方、さいたま市も公立中高一貫校に参入しました。こちらは文教地区が地元であったため、そこそこの選抜になったようです。ただ、あまり注目はされていませんでした。市立浦和は一貫化するまえから数年に1度程度は東大合格者を出す学校でした。一貫化の実績は2013年からで、東大1名は出しましたが、それほど躍進したという印象はありませんでした。二期生で、東大理3合格者が出ました。そして、学年3名は、市立浦和では過去最高記録ですが、それでも、3名までだと、たまたま優秀な生徒がいたんだろうという印象でした。ところが、今年2015年の三期生になると東大7名になり、これはただごとではないという雰囲気が漂いはじめました。
市立浦和の躍進は埼玉県における公立高校の勢力図を塗り替える事態に発展しそうです。
年度 | 卒数 | 東大 | 早大 | 慶大 | 東早慶率 | コメント |
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2011年 | 326 | 0 | 46 | 7 | 3.07% | |
2012年 | 326 | 0 | 39 | 10 | 3.02% | |
2013年 | 319 | 1 | 53 | 12 | 4.34% | 一貫生卒業 |
2014年 | 320 | 3 | 36 | 18 | 4.69% | ↓ |
2015年 | 313 | 7 | 42 | 14 | 5.96% | ↓ |