進撃の公立一貫校 - 2012年 東京都立小石川中教

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※この記事は4月4日に書いています。


[小石川中教]

 2011年に白鴎高校が都立中高一貫校として初の実績を出しました。その後、2012年には、小石川中教、桜修館中教、区立九段中教、両国が公立一貫校としての実績を出し始めました。2014年には、都立武蔵、立川国際中教の実績、さらに2016年には、富士、大泉、南多摩中教、三鷹中教が実績を出して、都立一貫校が勢ぞろいします。
 そのなかでも旗艦校と呼べるのは小石川中教でしょう。府立五中としての伝統もあり、1950年〜1970年までの都立全盛時代も東大十傑の常連校でした。学校群以後は低迷していましたが、2012年に一貫校として実績をだしました。それ以前でも東大合格者を輩出していたので、際立った変化は見られませんが、東大合格者数は毎年増え続け、4期生にあたる今年2015年は9名まで伸ばし、都立一貫校初の二桁合格校まであと一歩と迫りました。
 中等教育学校に伴い、学年あたりの卒数が半減したことを加味すると、9名という数値は、都立重点校では20名に匹敵する数値です。既に、都立国立と肩を並べるまで成長してきました。

年度 卒数 東大 早大 慶大 早慶 コメント
2011年 156 2 35 5 6.09%
2012年 159 4 41 11 9.12% 一貫生卒業
2013年 158 5 56 33 16.03%
2014年 156 6 44 19 12.61%
2015年 157 9 59 28 17.94%