閉鎖通学圏分析2014 - 茨城県公立

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 首都圏で神奈川県の次に好調なのが茨城県公立です。

都県・区分 2013 割合 2014 割合 増減
茨城・公立 33 1.96% 45 2.68% △0.72%

 茨城県で好調なのは、水戸第一高校です。ここは首都圏の通学圏とは独自です。土浦第一は例年なみです。東大合格者数で微減です。ところが、忘れてはならないのが、並木中教の一期生です。4名も東大合格者を出しています。これは、白鴎ショック*1に通ずるものがあるでしょう。

区分 増減 茨公 茨私 千公 千私 埼公 埼私 東公 東私 神公 神私
茨公 △0.72 0.29 0.48

 公立一貫校と、公立トップ校、私立一貫校に微妙な力関係の変化が出ています。茨城県に限らず、岡山県長崎県など、公立一貫校が卒業生を出し始めてから、私立一貫校が不振になり、漁夫の利で、公立トップ校が謎の大躍進をしているのです。これはこれで、別シリーズとして掘り下げたいと思いますが、公立一貫校の存在は全国的に日本の教育環境の根本を変える何かを胎動しつつあるのは確かです。それが最終的にはどのような姿になるのかわかりませんが、地域の教育事項を一変させる何かを持っています。